大切な人との約束を守る

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私が目撃した限りでは、母親たちは“約束”という言葉を最大の武器にして子供を威圧していた。

やはり「約束を守る」とか「他人を傷つけない」などは絶対的に正しいルールではありません。
人間が集団生活をし、社会という仕組みを発展させてくるなかで結果的に踏襲されてきた「だけ」の規範です。
そしてそれはまだ遺伝子や本能レベルではまだ人類に組み込まれていません。
だから子供は社会性がなく、大人が教えるまでは知らないのが当たり前です。

子供に社会性はない | deathhacks

もちろん子供に社会性を強制的にでも学習させるのが間違っているというわけではないのですが、その意義や正しさの限界について考えておくべきです。
ある状況では、社会の正しさが個人を攻撃します。
あるいは自身が身につけた社会性で自らを攻撃してしまうことさえあります。
集団と個のどちらを優先するかが矛盾する場合が世の中には結構あります。

社会がこれだけ大きく固定化してしまったことに善悪はなくて単なる現状・結果です。
しかし元々の目的から言えば「約束を守る」「他人を傷つけない」「盗まない」などの規範を本当にあらゆる場面で実行するのは適当ではありません。
実際には「大切な人との約束を守る」「大切な人を傷つけない」「大切な人からは盗まない」というのが始まりでしょう。
そして「大切な人」にこれが正解というものはありません。

2010-08-17 07:00

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