下園壮太氏はカウンセラーではないのかもしれません。
下園は「メッセージコントロール」という考え方で「カウンセリング」とその教育や訓練を独自の切り口で体系化することを現場で継続しています。
極論してみると、別に「カウンセリング」を名乗る必要はないのではないかとも思います。たとえ入り口が過去のカウンセリングの知見だったとしても。
これが極論だろうと思うのは、そうすることのメリットがハッキリとはしなかったり、却って下園のやることがクライアントや被教育者にわかりにくく取っ付きにくくなってしまっては本末転倒だからです。
それでも私個人は「メッセージコントロールカウンセリング」は単に「メッセージコントロール」としてもいいくらいの概念だと思っています。
「Apple Computer」が2007年に会社名を「Apple」に変えることによって「もう我々は単なるコンピューターという概念だけにおさまる会社ではないんだよ」というメッセージを出したように。
2010-06-21 7a.m.
目からウロコのカウンセリング革命―メッセージコントロールという発想
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下園 壮太
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