カウンセリングが「効いた」のを見ると、カウンセラーやそのカウンセリングにとんでもないエネルギーが潜んでいると思うかもしれませんがそれはたいてい勘違いです。
もちろんカウンセラーはフンフンとクライアント聞いているだけだから、誰にでもできるとか、楽な仕事だというのも間違いですが。
カウンセリングは車の様々なスイッチやボタン、レバーくらいの役割を果たすことができます。
深く悩むクライアントは自分の人生という自動車においてアクセルを踏みながらブレーキもかけてしまっているような状態に陥っていることがあります。
本人気づいていたりいなかったりしますがとにかくアクセルを戻すこともできなければブレーキを外すこともできないのです。
そのままではドンドン疲労・疲弊していきますし、燃料は減っていくし、エンジンやその他の部位も傷んでいきます。本人はとても苦しく感じます。
そこでカウンセリングという技術で現状のクライアントのエンジンやアクセル、ブレーキの状態を一緒に見てあげたり、スイッチを切り替えてみたりすることを期待します。
まだまだエネルギーが残っているクライアントであれば、あたかも外からカウンセラーがエネルギーを注入したように見えるかもしれません。それが、驚くほど急にや順調に回復するクライアントについての解釈の一つです。
2010-06-17 7a.m.
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