メンタルヘルス関連の資格を取ろうとする人には色々な動機があるでしょう。
資格にも様々なものがあります。
母体が大きく裾野が広くなっている資格は産業カウンセラーです。
特に前提とする準備資格はありません。
数十万円で1年以内に、大きな金銭的・時間的資源を費やさなくても取得できます。
認定試験はあります。
臨床心理士という資格もあります。
こちらは大学か大学院で数年をかけて教育を受け、試験で認定を受けます。
最近特に社会的に注目され活躍が期待されています。
私は産業カウンセラーの資格も臨床心理士の資格も持っていません。
今後メンタルヘルスの業界でキャリアと経験をどのようにつくっていくかを考えています。
ただ、資格という視点で見て、私はメンタルヘルスや心理学の専門ではまったくないのですが、一般的な大学教育は受けたこともあり、さらに積み上げて加えるとしても「箔」のようなものは必要性を感じていません。
先々どうなるかはわかりませんが、今のところ日本では「心理カウンセラー」を名乗って業とすることに必須の資格や制約はありません。
現状としては私がカウンセラーとして活動することに不自由はありません。
とにかくメンタルヘルス関連やカウンセリングについて、経験を積んだり、勉強をしたりという意思が強くあります。それに効率良くつながるのであれば自然と上記のものやその他各種の資格を取りたくなると思います。大学のようなアカデミックな施設に身を入れることも考えられます。
しかし、資格やアカデミーにはこだわりません。確かに似た関心や知識、経験を持った人や師が多くいる環境は学びの効率や効果を飛躍的に高めるかもしれません。それは確かですが、現代はインターネットなどの情報技術をうまく利用すれば、最高・最適ではないかもしれませんが、かなり高いレベルの個人学習や研究をすることが可能な時代です。資格やアカデミーなどの旧来のインフラと新しいインフラ技術を最大限に利用していくことを考えると、とてもワクワクします。
2010-06-04 7a.m.
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