失恋の立ち直り方からうつ休養を考えた


20120301131734

うつの人が休養するのに一番やってほしい、ベストの方法は「ただ寝ているだけ」というものだ。
ところがこれが難しい。
うつの人には無力感や自責の念があることが多く、身体を休めているつもりでも頭の中で思考が回り続き、神経が休まらないからだ。
また、焦りや不安があるときに、いくらそれが一番良いのだと人から言われ、自分でもなんとなくわかってはいても、何もせずに休むことは逆に最も苦しい行動なのだ。

だから、うつの休養をサポートするときには、何か別のことに気をとらせたり、集中させたりして、トータルとして疲労や思考の苦しみが少なくなり、エネルギーの回復量が多くなるようにバランスをとることが大切だ。
その「別の何か」は決まったものはなく、その人に合わせて選んだり、カスタマイズするしかない。身体や性格、人生に個性があるように、何がその人にとって一番の癒し(結果としてだが)になるかは簡単には分からないこともある。

散歩がいいかもしれないし、日記やメモを書くのがいいかもしれない。
音楽を聞くとか、本を読むのがいいのかもしれない。
人それぞれだ。

何かに悩み、ある思いが頭から離れないで苦しいときに、「そんな悩み忘れてしまいなさい」「考えてもしょうがないことじゃない」とアドバイスして効果がどれほどあるだろうか。
それよりも、別のことや考えに注目させる、集中せざるを得ないような状態や状況をうまくつくりだすといいだろう。

トータルのエネルギー収支がマイナスになっていないかどうかには注意。
そもそもの目的は極論すれば「時間つぶし」「暇つぶし」だ。
その間に自身の回復力を味方につけ、危機を脱していく。

これは恋愛やなにやと同じことだ。
失恋から立ち直るのには、好きだった相手を無理に忘れようとするのではなく、新しい恋をするのが一番の早道だ。
同じ人間の気持ちやこころの話なのだから、同じようなことはうつにだってちゃんと当てはまる。

2012-03-02 08:00

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください