1割がエラそう、9割フツー、という感覚


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今どきはもう多くないのかもしれないが、医療の中で、患者らは弱くて怯えている立場、医者らは偉そうにエバっているというステレオタイプなイメージがある。

私から見たり感じたりしても、確かに全体の1割内外の医者は威張っていたり、そう見えたり、空気が読めなかったり、社会性に疑問があったりするのかもしれない。
つまり、残りのほとんどは(そう言うのも実は変だが)まともで、ある程度以上にキチンとしているし、社会や組織の中でうまくやっているし、やっていけている。
さらに一部の医者らは極めて優秀で尊敬に値すると思う。
考えてみれば当たり前のことだ。

逆に私は医者や医療側が、一般の人らに別のかたちでサービスを提供する場を見たこともある。
場や状況が違えば、コミュニケーションやそれぞれの立ち居振る舞い、言動も変わる。
それでも、そんな人が大多数を占めるというのでもなく、ほとんどの人は「フツー」だし、互いに「フツーのコミュニケーション」をしている。
医療が平身低頭くらいにサービスをし、受け手側がやや傲慢くらいに振る舞っている国や文化も世の中にはあるだろうということだ。

いくら最高の技術とプライドがある医師たちでも、天皇陛下に対して上から目線の接し方はしないだろう。
(陛下がプロフェッショナルらを見下すようなこともありえないだろうけど)

人間は何か自分(だけ)に有利な状況や条件があれば、それを笠に着てさらに有利な状況を引き出したり保ったりしようとする。
戦略的に考えているわけではなくても、他人から大事にされたい、ほめられたい、サービスをされたいと自然に思って、時にそれは振る舞いや言動にはっきりと現れる。

こうしたことはヒト皆にある性質なのだろう。
人はそれぞれの立場や経験によって印象が変わり、世界や世の中はまったく違って見えてもいる。

2012-02-28 08:00

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