「ジョジョの奇妙な冒険」と「八日目の蝉」に見る真理


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一昨日のエントリ(自由と時間と健康とお金の話 | deathhacks)と関連した内容。

生きる意味とは何だろうか?
生きていることやその細部、例えば働くことや家族をつくること、勉強することやスポーツをすることに「意味」というものはあるのだろうか?

生きることに意味なんかないという意見もある。
そもそも「生きる意味は何か?」などと考えている時間やエネルギーが無駄かもしれない。

そうは言うものの、人間は、あらゆることに理由を欲しがる。
ストーリーを欲しがる。
納得したいのだ。
無駄なことをしたくない。
今していることが無駄でないことを何かの形で保証して欲しいのだ。

「ジョジョの奇妙な冒険」第3部で、悪の根源的存在であるディオは、「人間が、友人をつくるのも、お金や名声を欲しがるのも『安心するため』だ」と看破している。
我々は普段生きているぶんについてはあまり複雑に考えていないことがほとんどだ。
仕事や愛する人、それ自体に価値や意味があると考えている。
しかし、ディオの言うように、実際はそれらのモノや人や行動から自分自身に「もたらされること」が価値の判断基準だろう。

お金の価値も同じ事だ。
お金自体は食べられもしないし触ったり見ていたりしても直接に気持ちいいというものでもない。
でも皆それを欲しがる。
それは、お金が世の中では、食べ物や家や服やサービスに交換できることを知っているからだ。
時には人の関心までも買うことができる。
科学や文学にだって金はかかっている。

「八日目の蝉」にはエンジェルホームという宗教コミュニティの教祖が「なんでお金が欲しいの? なんで綺麗になりたいの? それが本当の目的、あなたの欲しいものなの?」と説教する場面がある。
本質、のようなものに、それこそ本当に意味があるのかわからないけれども、普段当たり前と思えていることが、実際にはそれほど根拠や確たる論理的積み上げを持っているわけではない。

こんな風に考えていると、ときに愕然としたり、ときにワクワクしたりして興味深い。

2011-09-26 09:00

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