好きや尊敬を言葉にしても大して意味はない

自分の作法として考えてるんだが。

人に会う予定があったとして、その人が学者や作家ならば、書いている文献や本を可能な限り読んでおいてから会いに行く。
「お名前は前々から存じています」とか「大変活躍なさっておられますよね！」とか言うだけでは通り一遍過ぎる。
その言葉には真実が感じられないし、厳密な判断もできない。

それよりかは、最近の著述や文章の一部でもいいから、具体的に挙げてそれについての感想や質問を投げかけよう。
それが本当の respect だったり関心だったりするのだと思う。

また、相手に対する好意や憧れなどを表すのにしても色々な方法がある。
ちょうどその時に読んでいる本を、たまたまの会話の中で知ったのならば（そしてその本にまったく興味がないというのでなければ）、すぐにその本を手に入れて、読んで、その所感を次に会った時にでも伝えよう。
これに勝る、関心の表現はちょっと見当たらない。
今ならば、一般書であれば Amazon などで検索して10秒で注文できる。

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相手のことを調べること、相手のWeb上の情報をリサーチすること、準備すること。
ツールやインフラはこれだけ揃っている世の中だから簡単で費用対効果が大きい。
何よりそうするのは楽しい。

2013-01-07 06:00