うつのクライアントに対応するためには、3つのことが必要だ。
それは
- うつについて知っていること
- うつの症状に気づけること
- うつについて他人に説明できること
である。
そして、相談を受けるときには一人相撲を取って抱え込まずに、自分自身にも目を向けなくてはいけない。
悩みや相談内容が深刻であればあるほど(時には死を扱うこともある)、カウンセラー側も疲労し、自責感や無力感などのうつ的状態に陥る可能性があるからだ。
この意味でも、うつについて「知っている」「気づける」というスキルは必須だ。
しかし、学んだカウンセラーであっても3つめの、(自分に対して、自分のことを)「説明する」ということは難しい。
要は、一人でふりかえりをする、セルフのフィードバック技術だからだ。
この部分についてだけはクライアントのプライバシーと秘密に十分注意しながら、仲間内で互いに客観的な視点を加えたり、アドバイスしあえるような準備や習慣を、普段から用意しておくことを勧める。
2011-10-08 08:00

コメント