ガー・レイノルズの「裸のプレゼンター」を読みながら自分のプレゼンを振り返る – その6


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私がプレゼンで心がけることの一つは、「自分が今持っているもので勝負する」ということだ。
これはそのまま「裸のプレゼンター」のありのままの自分を表現する(p.13)に通じる。
無理に自分の知らないことを話そうとしないこと。
借り物の内容を如何にも自分のことのように語らないこと。

このブログでも同じように考えている。
原則として、調べながら書くことはしない。
引用などを除いて、すべて、今この自分の中にあるものだけを使って表現するつもりでいる。

背伸びや「ええかっこしい」を否定はしないけれども、それは不誠実につながるような気がしてしまう。
失敗したときに余計にカッコ悪いように思う。
結局自分のためでもある。

こういったことを考えるようにしてからは、日常でしゃべるにしても、自分を語る時でも、実践でフィードバックやコメント、アドバイスをするにしても自分が落ち着いているのを感じる。
ある種の覚悟ができている。
それが、次の状況にも対応できるだけの力量に達しているかはわからない。
でもそれはそれでしかたない。

自分が自信を持って語れる内容だけを選ぶのは勇気がいる。
準備した、たったそれだけの内容で足りるだろうか。
聴衆は満足できないで欠伸をするのではないか。
がっかりして、ときには怒りを覚えるのではないか。
だがそこは勝負だ。

私がプレゼンするのであれば、スライドは添え物あるいは背景だ。
スライドとまったく違うことを話すようなトリッキーなことはしないけれども、1枚のスライドに対して関連した事例を話し、理論を説明する。
噛み砕いて、そこで認識してほしいことを一括りにできるような喩えを提示して反応を見、意見や質問をもらう。
そんなライブをしたいと思い、している。

スリルもある、チャレンジングなプレゼンの方が落ち着く気がしている。

言うは易く行なうは難しだが、ガー氏いわく

自分を信じなければ始まらない

(中略)「裸のアプローチ」をコミュニケーションやプレゼンテーションに持ち込み、ありのままに自分の姿をさらしたとたんに、話し手はさまざまなリスクを背負うことになる。時には失敗することもあるだろう。しかし、話し手は自分自身とそのアプローチを信じなければならない。信念を持てば必ず成功できるというわけではない。しかし、あらゆる成功の裏には、必ず信念が存在している。

– 裸のプレゼンター、ガー・レイノルズ、ピアソン桐原、2011、p.192

※この「その6」でいったん「裸のプレゼンター」とプレゼンについてのエントリは一区切りにする

2011-08-15 10:00

裸のプレゼンター
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