AKB48でスピーチのお勉強

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AKB48総選挙(2012-06-06 イベント)は人前で話すことのコツについて考える良いネタになった。

順位が決まると壇上で一人ひとりに喜びを(あるいは悔しさを)表現するチャンスが与えられる。
ショウビズとしての評価やあれこれはさて置き、これだけ注目された状況で、これほど多くの者がメッセージを語る機会というのはそうはない。

日本のアカデミー賞ならけっこう近いかと思うが実際注目度は劣る。
紅白歌合戦はいまだ最大級の注目が集まるが、基本的には歌唱というパフォーマンスしか行うことはできない。

AKB48の壇上スピーチでは、なんとか目立とう、感謝しよう、「自分らしさ」をアピールしようと皆必死だ。
研修や講演と一緒で、一方通行のコミュニケーションはあまり好ましくない。
この辺は多くのパフォーマンスでは(日頃から?)心得ているようで、しゃべりの間を置いて、ファンからの声援を待ったり、拍手を受けるタイミングを用意したりしている。

しかし、うまく観衆のリアクションがハマる者もいるし、妙な間や空気を醸し出してしまう者もいた。
もちろんテレビ中継もされるし、それこそショウ「ビジネス」だから、壊滅的な雰囲気になったりはしない。

よく考えれば、彼女らはいわゆるテレビタレントとしてだけでなく、いわゆる「劇場」でファンや観衆との生のやり取りを鍛練しているそうだ。

AKB48のように現場を踏む | deathhacks

だが、そういう訓練や背景を持っているにしても、さすがに個々の経験や能力・技術には差があるから、こうしたイベントでは前述したような不具合も出てくる。
そうした「失敗」というか「改善点」を見ることができるのも良い機会だと思える。

そうした「未熟性」や「成長する余地」をショウやビジネスとして提供しているというのがAKB48グループのそもそものコンセプトの一つであることは今更の話なわけだけれども。

2012-06-07 16:00

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