われわれが教えている5つのメッセージ、《興味津々、驚き、疑問、了解、共感》。
これらは興味津々から始まって2つの系統に分かれてつながることが多いと考えられる。
一つは、
興味津々 → 驚き → 疑問
という流れだ。
新しい情報に好奇心を刺激されたり、さらに詳しく知りたいという気持ちの系統だ。
メッセージコントロールの際に気をつけることは、この系統のメッセージが強く出過ぎたり、クライアントが受け過ぎたりすると、クライアントが攻撃されているような裏メッセージになる可能性があること。
もう一つの系統は、
興味津々 → 了解 → 共感
という流れ。
理解と、聞き手が話し手の味方になっていく過程とも言える。
こちらで気をつけることは、あまりに早く強くこの系統を表現すると「嘘っぽい」ということ。
クライアントの話に了解して、納得して、キチンと適切に感情がこもって共感するためには情報や時間が必要だ。
それが「自然」ということになる。
この2系統はどちらが大事というものではなく、両方を意識しながら、行ったり来たりしながら、クライアントとカウンセラーの関係が良いものとなっていくための、ちょっとした「道案内」のようなものと思って欲しい。
2011-06-16 07:00
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