カウンセリングをトレーニングしても人間性が変わるわけではない

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カウンセリングを習えばコミュニケーションがうまくなるのではないか、好かれる良い人になれるのではないか、しゃべるのがうまくなるのではないかというのは正しくはありません。

身も蓋もないですが結局はカウンセラーの個性や能力、性質、人間性が色濃く表れるでしょう。
これはしかたないことです。

日常の会話や教育の場で、自分のことや考えをうまく表現できない人もいます。
自己紹介から始まるようなコミュニケーション全般からして困難を本人も周りも感じてしまう人もいます。
そもそも日本語で自分を適切に開示できない人が、英会話を習得した途端に自己紹介などがスムースにできるようになるわけではないのと一緒です。

いつでも人一倍「オレが俺が」「私はー」ばかり言っている人や、集団の中で頼まれもしないのに全員の注目を集めて一席打ち始めないと絶対に気が済まない人もいます。
そんな人がもしカウンセリングでクライアントが話すのもじっくり待たなければいけないような場面にあったらとても苦しくなってしまうかもしれません。

人徳がカウンセリングの邪魔をする | deathhacks

とも書きましたが、カウンセラー自身の持ち合わせたもの、性質しか現場では出てこないし使えないということも真実の一つです。

2010-08-22 08:00

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