iPad 2 を使ったカウンセリングトレーニングは良い感じだった

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iPad 2 をメンタルレスキュー協会(ホーム – NPO法人 メンタルレスキュー協会)の講座での実習に使ってみた。
本格導入すれば本邦初だが、今回は試しに私物 iPad 2 を1台提供・使用。

表情や言葉の間、要約、クライアントの感情や意図しない「裏メッセージ」に注意するメッセージコントロール(カウンセリング)の講座。
プロジェクタスライドを使った座学もあるが、受講者相互や指導者を入れての実習が全体としては半分くらいの時間を占める教育商品。

以下、今回 iPad 2 を使ってわかったこと

良い点

  • 手軽で、撮影者や指導者(再生しながら)にほとんど使い方を事前に教える必要がなかった
  • iPad Dockコネクタ to VGAアダプタで、すぐプロジェクタ再生ができ、受講者全員で確認、追加指導ができた(音声はスピーカーで補助・音量調整した)
  • 先に鏡を使って表情を確認したり、トレーニングしたりをしているが、iPad 2 での撮影・再生はまた違った感覚で見ることができる(おそらく他人が見ている自分のビジュアルに近くなる?)受講者からのコメントでは、一般的なビデオカメラよりも撮影されているという意識・緊張感が少ないらしかった

注意する点

  • 想定していたのと違い、音声よりも動画が重要視された。これは今回の講座のテーマが「メッセージ(コントロール)」、つまり表情やビジュアルを重視したものだったから。これが通常の1時間程度のカウンセリングや15分程度のロールプレイなどをトレーニングする場合だと、音声の質が重要になってくるはず
  • iPad 2 Smart Cover は額縁のように立てることができる優れたものだが、カウンセリングの撮影には角度調整の自由さがないので不向き。今回は手持ち撮影。しかしそうすると撮影者はそのカウンセリング内容に集中できず指導や振り返りに加わることができない、あるいは質が落ちる(本質的な部分の欠損となる?)
  • 複数人数が同時に映ると、動画データを受講者個人個人に配布・コピーすることは慎重に。事前に全体同意が取れればOK。技術的には以前のエントリでも書いたように、その場でWebストレージにアップロードしてファイルリンクを送信することはできる

さらに検証していくつもり。

武道やヨガ、テニス・ゴルフなどのスポーツの記録・再生でトレーニング・訓練にも役立てられる。
大画面は正義だし、今のところ他に代わるものはない。

2011-05-09 07:00

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