私は結婚も離婚も再婚もしたことはない。
もちろん子供はいない。
しかし、「子育て」はしていると思っている。
それは税金を払っているからだ。
上のエントリに書いたように、「国」を発展させたり守ったりするためには、資源がいる。
物質的な資源ばかりでなく、人的資源は今後もさらに重要になる。
そういった意味で、子育てへの行政的な支援や、教育は国の根幹だ。
直接に子供をもうけて育てていなかったとしても、税は支払っているはずだ。
これは間接的な育児と言える部分を含んでいる。
何も人口が増えるだけが良い国家繁栄の策でないのは明らかだが、世代がうまく交代していかなくては国家も人類も終了する。
非婚であることや子供がいないことを辛さや恥ととらえる人もいれば、それを主体的に選んで人生を楽しむ人もいる。
結婚している側として、独り身のことを奇異に感じたり、真偽は定かではないがうらやんだりする者もいる。
結婚というものは、生き物としての自然や本能による行動というだけでなく、契約や制度としての面や、国などの集団からの観点、感情や日々の生活に直結する悲喜こもごもなどを含んでいて興味深い。
《ここまでの5連続エントリで「結婚」についてはいったん終わり》
2011-06-25 08:00
(関連エントリ)
「貧乏人は子を産むな」と言っている人々は、一つ重大なことを忘れている。
子を産むのは確かに親だが、子を育てるのは親だけではないということを。
Posted from DPad on my iPad
コメント