素人のニーズや考え、気持ちを理解しサービスするプロは存在する。
というかそれこそがプロの定義である。
あとはそのプロ個人が状況によって、自分が考えるプロとしての最適解に到達するべくワークアウトし続けるかどうかの問題があるだけ。
素人や一般人の感覚を取り入れるために非専門家を登用する、という手法は間違っている。
専門家でないものが主担当となって政治を動かすのは間違い。
うつの経験者が医師やカウンセラーなどに「当事者の気持ちは経験者にしかわからない。だから専門家でも限界がある」というのも的外れ。
カウンセラーなどは「クライアントの気持ちがわかった」と思った瞬間に失敗が始まっている。
クライアントの気持ちや思考、感覚がカウンセラーなどの支援者に伝わったかどうかは、どこまで行っても個別の案件だし、そのクライアント自身にしかわからない。
そしてそれをカウンセラーがいちいち確認したり、心配したりする必要性はとても少ない。
2010-11-23 08:00
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