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カウンセリング

「カウンセリングではアドバイスをしない方がよい」という意見への反論

カウンセリングで、アドバイスは「しない方がいい」のではないか、あるいはアドバイスを「してはいけない」と言われることは未だに多い。しかし、日常生活や経験の上では、皆よくアドバイスをお互いにしているし、それでうまくいっているのではないか。他人か...
エッセイ

年配、年上というだけの人からの人生アドバイスは役に立たない

生き方に迷ったり、不安になったときに、経験者の助言というのはありがたいものだ。しかし、それが実際に役に立つかどうかは当然未知数だ。人生経験が少ない人間が頭を絞って考えたアイデアも、年寄りが持ち合わせた豊富な経験則から導き出したプランも、本質...
メンタルヘルス

ダメ出しを誰のためにするのか

他人にダメ出しをするのは誰のための行為だろうか。一つにはその相手のためと考えられる。間違いを指摘したり、気づいていないような視点を示したり、過去の経験や知識を提供したりすることになる。それによって相手が変わり、結果が改善したならば、その人が...
カウンセリング

思いつかないけれども聞いてしまえば画期的でもないアドバイス

カウンセリングの結果やアドバイスに唯一の正解というものはない。しかし、当事者や客観的に聞いた人のほとんどが十分に納得するレベルの落とし所というものはかなりの確率であるのだと思っている。実際のケースでも「上手いアドバイス」というのは、示したア...
カウンセリング

プロは間違う、学者は正しい

学者はその専門について、正しいことを言う。しかし、そのことが当事者にとって、タイミングが良いか、情報の分量として多すぎたり少なすぎたりせず適当か、責任を取ってくれるかと言えば違う。例えばプロのカウンセラーであれば、アドバイスをするときに、先...
カウンセリング

質問もアドバイスもするカウンセリング

産業カウンセラーのカウンセリングの基本は傾聴になる。キャリア・カウンセリングやコーチングでは、質問を繰り返していく。我々、メンタルレスキュー協会では、カウンセリングの初級段階から、質問もアドバイスも“解禁”している。実践家を育てるために、最...
カウンセリング

主婦(主夫)が休むことは難しい

主婦の休み方は意外に難しい。そのことに焦点が当たる機会も少なめだ。その業務(仕事)内容が、業務(仕事)だと認められていない状態や、当人もプライドや達成感をあまり高く持っていない場合もまだまだ多い。それでも、人間はただ単に食べて息をして排泄し...
カウンセリング

はじめはメッセージコントロールだけで十分

カウンセリングについて勉強していくと、今目の前にいるクライアントを分類したくなる。「見立て」をしたくなる。このクライアントの主なテーマは何だろうか。惨事か、うつか、リハビリか、それ以外かなどの見極めをしないと手を出しにくい、あるいはうまくい...
メンタルヘルス

できる人は待てる人

経験深く、実力のある指導者は、アドバイスするタイミングを焦らない。たまたま連続して、別の実力者と仕事をご一緒した。指導の中で(私もご指導、助言いただいた)気がつくことは、内容が適切なのはもちろんのこと、その時期も考え抜いているだろうというこ...
メンタルヘルス

今回(東北関東大震災; *東日本大震災)規模の災害でのメンタルサポートにおいて留意するべきこと

あくまで現場・現地に行っていない立場・状況で私個人が考えること。現場にいないからこそ、心理的・ストレス的に距離を置いて見ることができるというのは利点であると思う。しかし、現場や被災当事者からみれば、冷酷に感じたり、きれいごとや「それができた...