カウンセリング

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クライアントの死にたい気持ちを初回のカウンセリングで確かめなくてはいけない

カウンセラーは、希死念慮、つまり死にたいとか消えてしまいたいとか思うくらいに苦しんでいるクライアントであるかどうかをキチンと確認しなくてはいけません。 それも、できれば「初回」の面談、カウンセリングの場で。 ある程度一般的なカウンセリングを...
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「好き」と言うだけが「好き」を伝える手段ではない

あなたが、好きな異性に交際を申し込みたいとして、あるいは結婚をして欲しい(プロポーズをしたい)というときに、どんなやり方をするか、したかを思い浮かべてみてください。 しゃべり言葉や手紙などで伝えるだけしか思いつかないでしょうか。 その人の経...
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鬱うつカウンセリング

老老介護という言葉があります。 高齢者を介護する側も高齢化してきているという問題のことです。 メンタルヘルス領域では「鬱うつカウンセリング」とでも言える状況があります。 うつ(的)になったカウンセラーがカウンセリングを続けてしまうことです。...
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カウンセリングは必要か (なくても回復するんじゃない?)

元々健康だった人が骨を折ったとして、その人が治って元の生活に復帰するまでにギプスや杖が必要なのと同じ意味でなら、カウンセリングは必要です。 医学的にみて、骨折が治るのにギプスや杖は必ずしも必須の要素ではないかもしれません。 しかし、治るまで...
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カウンセリングはカウンセラー自身との対決である

カウンセリングはややもすると、クライアントの悩みや思考、非合理的な信念をいかにしてカウンセラーが打ち負かすか、切り崩すかという戦いの様相を示します。 それが行き過ぎれば、カウンセラーとクライアントの対決のようになってしまうこともあります。 ...
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うなずきのコツ(続き)

前エントリでうなずきのポイントは、最初3つだけ気をつければ良いということを書きました。 その3つとは 目を見開く 大小2種類のうなずきを覚える 2種類のうなずきを混ぜて使う でした。 実際にこの3つを身につけて実行できれば「興味を持って、話...
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カウンセリングでのうなずきのポイントは3つだけ

カウンセラーの初級トレーニングで覚えて欲しい技術には3つあります。 うなずき、要約、アドバイスです。 この3つが上手くなれば、悩む人や相談者のうち、相当の割合を支援するのに十分な「メッセージ」を出すことができます。 このエントリでは、この3...
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下園壮太とイチローの相似

カウンセリングにおける下園壮太氏のメッセージコントロールは画期的なパラダイムです。 フロイトを始めとする「精神分析」系のセラピーなどを第1期とすると、ただ「傾聴」すれば良いのだとしたロジャーズが第2期と言えます。 夢や自由連想から意識と無意...
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クライアントを驚かせたらまず謝る

カウンセリングをしていて「あっ、失敗したなー」と思ったらどうしますか。 謝ればいいのです。 うつの可能性がある、うつに近い状態にあるクライアントに対応するとき、どこかの時点でその見立て(医療としての診断との境界が難しいのですが)を伝えなくて...
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カウンセリングの訓練では振り返りの後すぐに実践すれば効果が倍増する

カウンセリングの訓練でロールプレイをすることはよくあります。 ロールプレイをした後にカウンセラー役、クライアント役、周囲の観察者、上級の指導者などがコメント、フィードバック(私たちは「振り返り」と呼んだりしています)をするのもごくフツーの話...