メンタル不調で病休や休職を経た人は会社を離れることが多いのではないか

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別に組織と仲違いするからというわけではなく。

その理由には2つ考えられる。

一つには、同じ人間関係の中に身を置きづらくなって。
これは周囲へのカミングアウトの程度にも依るかとは思う。

うつなどからの復帰に際しては可能な限り、その情報や心情、経過などをオープンにしてしまった方が、結局中長期的にはメリットが大きい。
「こういった出来事が別に珍しくもなんともない」、「一般のケガや病気と同じようなものだ」というメッセージにもなる。

しかし、現実にはフルにオープンにすることは難しいから、回復してから数年くらいして、それまでお世話になった組織から離れていくケースが多いような気がする。

もう一つの理由は、メンタル不調とそこからの回復過程経験を通して、人生観が変わるというか、元々無意識化にあったような願望や価値観が現れてくるため。

そうした思想や考え方、人生設計が、その時点で所属している組織のあり方やその中でのポジションと矛盾したり衝突したりしていなければ、そのままの生活を続けていける。
だが、そこにズレを感じたりすればこれまた長期的には変遷していくことになるだろう。

まとめ

こうした人生計画の変化・変更は決して悪いものではない。
それによって、社会全体として価値が増えれば良いのだと思う。

しかし、離れていかれる立場の組織側としては、メンタル不調の過程を見てきて、相当のコストも費やしているだろうから、心中は複雑だったりはっきりと不快に感じるかもしれない。

2012-10-20 09:00

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