受託案件をどうさばくか


20111220170107

ビジネスの中には本業案件と出張ゲスト案件がある。本業案件とは企画や営業から実行、利益の回収までをすべて自分または自社でこなすものだ。出張ゲスト案件はプログラム開発での受託案件のようなもの。製品や商品の仕様が決められた案件を下請けてコアの部分だけを仕事する。

本業案件は利益が高くなるが、その分コストもかかるしリスクがより大きい。まず必ず案件が得られるかどうか、そのために時間やお金をどれくらいかけられるか、かかるかが鍵になる。黙って静かにしていても勝手に向こうからクライアントが引く手あまたに現れる状況ならば、営業コストが下がると同時に商品価格を上げて売上を増やし、結果として利益も増え、運営のリスクが減る。

しかし、商品買い手のクライアントが次から次へと出てくる状況でなければ、仕事を選べない。仮に営業の部分を他者にまかせてでも仕事がないよりはマシと考えることもできる。ただし、この場合、下請け・受託の仕事だから、中間マージンコストが他者に渡る。この種の仕事は営業コストが減るがその分運営・運用のリスクは低くなる。
金銭面だけをみればそういうことになる。

長期的にみると話は変わってくるかもしれない。
受託・下請け業務は本業丸々の仕事に比べて自由度が少なかったり、利益が低くなったりする。その分宣伝・営業効果があったり、人脈や実績をつくることにはプラスになる可能性がある。

(追記)
受託案件に費やした時間やエネルギーは、本業のそれらや質を「食う」ことも忘れてはならない。結果として、その仕事をする意義というものを失う可能性につながる。ここでの意義とは金銭以外のものを考えている。
(追記終わり)

この話はすべて一貫して自製でやることが良いとか目指すべきだとか言うことではない。個人ビジネスにしても組織にしても、運営の戦略に関することだ。当然、状況や社会環境、同業者、時期によって変わることがあるし、変えるべきものだ。

大事なことは、コントロールできる部分や意思決定するものをできるだけ認識し、意識して選択することだ。

選択するためにはまず、状況を取り上げ、要素をつまみ上げなくてはいけない。次にそれらをコントロールできるかどうか、コントロールできるならばその結果起きるメリットとデメリットを考える。同時にそれら要素の重要性を自ら決めること。

この「重要性を決める」部分が一番大事だ。なぜならばこれが価値観であり、個人や組織の個性であり、技術や商品の他で代わりの物が存在しない場合に匹敵する強みになる可能性があるからだ。

2011-12-22 08:00

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