以前から思っていたが、テレビやYouTubeなどで見ることができる対談やトーク番組などでのやり取りは、カウンセリングのノウハウと同じものが活用されていたりする。
思いつく点としては、
- キチンとしたインタビュワーやホスト、司会であれば、うなずきや間などがさすがに洗練されている
- 話題が、うつや自殺、事故や惨事、非倫理的なこと犯罪的なことになると、途端にリアクションが難しくなる。これはテクニック的なものではなく、カウンセラー(ホスト)側の内面や価値観の問題なので、一般的な対談から参考になることを探すことも難しい
- できるだけシナリオや流れが整っていないセッションを見つけるのが良い。テレビの長寿対談番組などは結局予定調和となっている。それらは内容そのものに価値があるから良いのであって、カウンセリングというやり取りの参考にはならない。「ユルい」番組がいい
- 同じホストが違う相手とやり取りをしているものを比べると良い。姿勢やリアクション、トーンが異なったとして、その理由や背景の思考を考えてみる
- 一般的な対談であれば、ホストがインタビュイーに質問や問いかけをしていくことで進行していく。だが、ここまでに挙げた他のポイントから考えると、ホストに複数の色々な人物が助言を求めてくるような関係性があると良い
- 自分が見たものでも、途中から明らかにホスト側のテンションが下がって、インタビュイーの話の内容をとり合わないような展開をしている対談があった。しかし、インタビュイーは勝手に色々な発想をしてしゃべり続け満足して帰っていった。これなどはカウンセリングに似ている一例だと思う
2011-11-30 08:00

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