Appleが3/2のイベントで iPad 2 を発表した。
早い段階で iPad 2 を手に入れてカウンセリングロールプレイの振り返りに使ってみようと思っている。
カウンセリングをするときの表情や言葉遣いなどの verbal なコミュニケーションについては、まずは如何に自分のアウトプットやクセを客観的に認識することができるかが勝負である。
例えばゴルフのスイングやサッカーでのシュートでも、うまくいかなかったときに自分がどんなフォームや蹴り方で今のプレイになったのかを認識できなければ、どんな修正を加えればいいかがわからない。
(ある一つの理想の形がはっきりとしていれば、とにかく自分のプレイをその理想に近づけていくというやり方も不可能ではないが、おそらくその理想の形とは人によって様々である)
カウンセリングにおいて自分のことを客観的に見るための方法の一つがビデオ撮影である。
最近は随分と安価に機材が手に入り、動画を撮影し、しかもすぐに再生することが簡単にできるようになっている。
しかしそれでも、例えばビデオカメラで撮ってすぐにその機材で再生しようとすると小さな画面と音声での振り返りとなり臨場感に欠ける。
テレビやプロジェクタにつないで再生するのもいいが、一手間かかるし、多グループでの振り返りには機材の数を揃えるのが難しいから向かない。
PCに動画を移すやり方も同様の手間がかかる。
この一手間が大きい。
億劫になって、効果が大きいことが分かっていても習慣やルチーンにならない。
今まででも iPhone 4 で撮影してそのまま再生するか、iPad(初代モデル)にデータを移動して再生することは可能ではあったが、やはりすでに述べたような画面の小ささか移動の手間(iPhone 4 で撮影したHD動画は画質は素晴らしいが10から15分間ほども撮影するロールプレイではかなりサイズが大きくなり扱いが大変)がかかる。
これらの問題点が iPad 2 ではクリアされそうだ。
iPad 2 にはカメラが内蔵されている。
画面の大きさは十分だろう。
距離とノイズに気をつければ音声の問題もないだろう。
金額コストとしても最廉価モデルならば5万円以下だからなんとか数台を一度に揃えて公平に導入することができそうだ。
あらためて手元の iPad(初代モデル)での動画再生を試してみたが、適当なタイミングの部分をサッと表示したり、繰り返し再生したりするためのインターフェイスとしては本当に素晴らしい。
いつもの新しもの好きな性分で買いたいと思うのが半分だが、カウンセリングのメンターと検討してみても、そろそろ今度こそ現場での実用に耐えるのではないか予想している。
2011-03-10 07:00
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