説明するのに和語や話し言葉がいいか、漢語や書き言葉がいいのかを意識しましょう。
話し言葉を優先して使うというのは、小学生にもわかるように説明するようなものです。
書き言葉など漢語・単語を主体にすると、それらに含まれる多くの意味が利用できます。
同じ長さの文章や話でも、意味の密度が高まります。
この違いは、感覚的なものやイメージ、フィーリングを介して伝達するのか、それとも厳密に定義を積み上げながら議論していくかなのかもしれません。
いずれにしても、その場その場や相手によってツールとしての言葉や話はまったく異なるでしょう。
どちらかが常に優れているということではありません。
ある言葉や説明のしかたでうまく伝えられないときに、似たような種類の言葉の中で言い換えるだけでなく、思い切って性質の離れたものを選ぶのも良いかもしれません。
話し言葉から書き言葉へ、あるいはその逆を。
単語で難しいなら文章で、など。
あるいは相手に、なんとかして自分の持っている、感じていることを言葉に出してもらうのも有効です。
説明するということは認知や認識の重なる部分を互いに見出すことですから、どちらがどのように歩み寄り近づいてもいいわけです。
2011-02-14 06:00
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