最近数年でビジネスや専門業界をテーマにした小説や映画が増えています。
昔から政治や軍隊、警察や医療などはノンフィクションのようなフィクションとして取り上げられることが多かったのですが、それ以外の「業界もの」にまで多様に広がっています。
小説で言えば、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」や「熱血!会計物語 ~経理部長、団達也が行く」などが思い浮かびます。
勝間和代も原案者となって「EXIT 売却」という小説に関わっています。(これは未読)
「チーム・バチスタの栄光」に始まる一連の海堂尊の作品(医療をテーマにしているから目立つというよりも現役の病理医が書いているということを押し出した点が注目されたのかしら)もありました。
ビジネスを物語を通してうまく深く理解する手法は「ザ・ゴール」(これも未読)のように米国ではもう少し以前からあったようです。
これらが素晴らしいのは「もしドラ」も「バチスタ」もエンターテイメントとしても優れている点です。
実際に「バチスタ」シリーズは映画やテレビドラマになってもいます。
同じようにメンタルヘルスをテーマとしたノンフィクションではなくエンターテイメント性のある作品がどんどん出てくる気がしています。
ごく限定的な物語でもなく、サブテーマとしてでもなく、真正面から取り扱ったものとして。
様々な業界で「原作不足」という現象が言われています。パチンコ台やアニメーションにはならないかもしれませんが、テレビや映画の業界では網を広げていると思います。
2010-06-28 6a.m.
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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