2011-06

その他

組織は生まれた瞬間から成長し老化する

人間の意思や経済活動の集合体である「組織」もまた、人間と同じ性質を持っている。 生まれた後に、何も手をかけなくても勝手にうまく育つということは稀だ。 「からだ」が大きくなることが必ずしもベストというわけでもない。 ドラッカーが言ったように、...
知的生産

映画の楽しみ方を通じて自分を知る

映画をたくさん観る。 すると同じ俳優が違う役を演じていることに目がいく。 ガラリと違う役作りをしてくる俳優もいれば、どんな役を演じても「そのタレント」にしか見えない人もいる。 名演、怪演、その他さまざまだ。 ストーリーや演出を楽しむ以外に、...
知的生産

一度に15秒間以上しゃべらないことにした

最近ちとしゃべりすぎている。 言いたいことがドライブする。 しゃべること、コミュニケーションの目的の多くは「人に変化をもたらす」ことだ。 この「人」とは他人も自分も含む。 多くしゃべって、目的達成や成果にうまく結びつくなら良いがそうでもなさ...
知的生産

もしも知能がなければ、感情もない

ヒト以外の動物に感情があるか否かというのは難しいテーマだ。 一般に動物が、時間というものを認識していないのならば、おそらく感情もそれに応じて、ないか乏しいはずだ。 人間に、なぜ「感情」があるかを考えてみよう。 感情的な人、(感情のない)論理...
カウンセリング

5メッセージを2つの系統に分ける

われわれが教えている5つのメッセージ、《興味津々、驚き、疑問、了解、共感》。 これらは興味津々から始まって2つの系統に分かれてつながることが多いと考えられる。 一つは、 興味津々 → 驚き → 疑問 という流れだ。 新しい情報に好奇心を刺激...
カウンセリング

カウンセリングの出来をクライアントに尋ねないように

心理カウンセリングがうまくいっているか(うまくいったか)を確認するのは大事だがむずかしい。 特に初級のカウンセラーは手応えを感じたくなりがち。 内面の反応までもクライアントから読み取れれば解決するが、それができればカウンセリング自体苦労しな...
カウンセリング

小グループ内で出た質問を共有しよう

カウンセリング教育が小グループごとに指導者を入れてわかれたときに、その中で質問されることはよくある。 良い質問が出たときはその小グループだけでなく、その教育の場にいる全員のチャンスだ。 良い質問、鋭い質問、素朴だが本質的な質問などが出たとき...
知的生産

分析しないならアンケートを取ってはいけない

当たり前だが、アンケートというものは、集計し、統計処理をし、分析して、アクションを決定し、実行して、初めて意味がある。 アンケートを取っておきながら、その内容を見ない、というのは論外だ。 しかし、なんとなくポーズとしてアンケートを取っている...
メンタルヘルス

同僚がやっている指導に興味を持つ

同じ現場で誰がどういう指導をしているのかを互いに知ることは教育の質やグループとしての力の向上につながると思う。 逆に言うと、経験や資格、普段の人柄や容姿、人間関係などで「指導力」「教育力」までを判断したくない。 これらはまったくの別物とは言...
メンタルヘルス

大惨事がトラウマティックストレスになるとは限らない

災害やレイプなど、出来事や事件の衝撃が大きければ大きいほど、実際に怪我をしたり身の危険を感じたりすればするほど、それがいわゆる「トラウマ」となりやすいのは確かだ。 もちろん惨事の「強度」だけがトラウマが生じるか否かを決めるわけではない。 強...