2011-06

知的生産

単純理論、事例、比ゆを組み合わせる理由や背景

メンター曰く、「教育や情報提供でのコツは、単純理論と事例、比ゆをうまく組み合わせて伝えることだよ」と。 「単純理論」は、「AだからB、BだからつまりCになる」といったくらいに論理の流れが簡単・シンプルでないと受け手には伝わりにくいということ...
コミュニケーション

顧客のニーズは意外に違う

有償にしても無償にしても、なんらかのサービスを提供するならば、相手はクライアント(顧客)ということになる。 提供できるモノを決めて、顧客を選ぶという営業形式がある。 商品やサービスにもよるが、これだけ情報流通コストが下がっていたり、都心のよ...
メンタルヘルス

比ゆやショーマンシップの活用は邪道ではない

メンタルヘルスの教育や情報提供の場に限らず、たとえ話やストーリーの「見せ方(魅せ方)」というのは大事だ。 しかし、そのコツや技術は伝達や教育、形式知にすることがやや難しいため、あるいは学問や科学的なものではないと思えるため、軽視されたり、...
メンタルヘルス

人間は一度に一つのことしか認識できないからストーリー(流れ)が必要になる

どんな教育でも同じだろうが、メンタルヘルスの教育でも一つのテーマについての知識や知っておくべきことは「全体としては」大きくなる。 これを、まったく知らない状態から丸々憶えたり現場で使えるようになるのはやはり簡単ではない。 小さなテーマそれぞ...
その他

質問には短くズバッと答える

質問への対応の大事さをまたまた実感している。 これは単に「質問に答えるのって難しいよねー」というような軽い話ではない。 あるテーマについて話せるだけでは講師になる条件には足りない | deathhacks 質疑応答は、例えば講義ならば、その...
メンタルヘルス

うつ経験者にカミングアウトしてもらってドキッとするという話

専門家としてのカウンセラーの教育ではうつや自殺についてクライアントの心理をあらためて深く考えてもらうところから始める。 そのときに、うつ経験者の体験や感覚は絶対的に正しいとかいうものではないが貴重なデータになる。 それを temporal ...
ポストベンション

そもそもあなたは惨事ストレスケアの手法を選べますか

今日のエントリは昨日の続き。 惨事ストレスを受けた人のケアでは、話させた方がいいのか、話させてはいけないのかというテーマに対する新仮説 | deathhacks 大きなストレスから回復するための手法として、人に話した方がいいのか、それとも話...
メンタルヘルス

惨事ストレスを受けた人のケアでは、話させた方がいいのか、話させてはいけないのかというテーマに対する新仮説

惨事ストレスケアにおいて、クライアントに話をさせた方が良いのか否かを判断するためには2つの要素を考慮するべきだ。 それは「惨事ストレスの強度」と「本人の想起・抽象化能力」である。 この2つが同時に高ければ高いほど、再体験によるダメージを増や...
ポエム

突出した単一の人物評価軸がないことの優位性

仲間内、業界内での私自身の立ち位置をあらためて感じ取ってみようとすると、とても自由である気がしている。 他人や組織にとんでもなく発言権や影響力があるというわけではないのだが、さりとて外部から監視されたり干渉されたりするようなこともない。 そ...
メンタルヘルス

資格にこだわることの良悪

資格がないと自信が持てない、自分に実力・技術・能力があるかどうかの評価根拠として外部から与えられた資格に多くを頼る、というスタンスは謙虚な様であるが実は危うさをはらんでいると思う。 資格を得た、与えられた後に、過剰に自信を持ってしまったり...