寝床でiPhoneで睡眠学習 – iPhoneを使うと人生の密度が数倍になる

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時間は誰にでも平等で24時間以上でも以下でもない。
しかし24時間あってもそれを丸々自由に使えるわけではない。
大ざっぱに言って睡眠に8時間、仕事(食いぶちを稼ぐ)に8時間、その他に移動や生活時間(食事や洗濯、買い物など)を充てるのならば、知的生産に向ける時間は1〜2時間、せいぜい数時間程度だ。

iPhoneを使えばあなたがベッドの上にいる時間のうち、本当に眠っている以外の時間が学びの時間になる。
私の場合、床に就いてから「さあっ、眠るか!」となるまでiPhoneでメールを確認したり、アイデアを固めたり、調べものをしたり、iTSやAmazonを利用したりしている。
特に何かテーマや目標を決めて勉強をしているということではない。
ひたすら自分の人生をより充実するための活動を寝入る直前までしている。
場合によっては寝つけないこともあるが、そんな時間もiPhoneがあればまったく苦痛や悩みとはならない。
ひたすらがむしゃらに、純粋に、「生き」ている。

寝起きも基本的には一緒だ。
たいてい早寝をしているから4時くらいには自然に目が覚める。

9時5時生活をネタにしています | deathhacks

調子がいいと1時や2時、土日にさらに早くに寝ると、24時を過ぎて日付が変わる前に睡眠が足りてしまって起きてしまうことすらある。
起きてから、実際に着替えたりして生活を始動し始めるまではiPhoneにまたベッタリだ。
寝る前と同じく、メールや思考、ブログのネタ合わせ、その日のタスク調整などをする。

もうこの寝床での思考やシミュレーションが、生きていく上でのメインで、起きて身体を動かして現実と関わる時間はそれらを実際に形にするだけ、という気もする。
欠点は、モノにもよるが、半覚醒状態での活動だから、「本当に自分の人生に必要だと思えること、好きなこと」しかできないだろうということくらいだ。

寝る前にケータイをいじると眠りにくくなったり睡眠の質が落ちるとの指摘もある。
休むときくらいは仕事や生活のことを頭から消して切り替えなくては昼間の効率は上がらない、と言う人もいる。
しかし、私には関係ない。
質はわからないが、睡眠時間は十分に足りている。
昼間に疲れを感じるということも特にない。

冒頭に出した通り、あなたの知的生産時間が1日に1〜2時間だとしたら、iPhoneで入眠前と覚醒後の時間を活用することでそれが数倍になる。

2011-04-30 08:00

iPad 2 を使ってカウンセリングロールプレイの振り返りをする

なるほど、iPad2。

iPad2を買った。
以前に書いたエントリについて検証を始めようと思う。
iPad2に新しく付いたビデオカメラ機能を使ってカウンセリングのロールプレイを録画し、その場ですぐ再生しながらクライアント、カウンセラー、オブザーバーらで振り返りをするというアイデアだ。

iPad 2 をカウンセリングトレーニングに導入する | deathhacks

買ってすぐ、試しに動画を撮ってみると、画質や音声についてはまったく問題なく期待通り。
そして当然だが、撮影後すぐにiPad2の20cm×15cmの大画面で再生できる。
これが大きい。
スピーカーも音楽再生にまで適したものがキチンと内蔵されている。

今まで同じようなことをやるとしたら、ビデオカメラで撮った後に、小さい液晶画面で確認するか、テレビやプロジェクタに接続して再生するか、PCなどにデータをコピーして扱うという手順が必要だった。
それらはどれも”帯に短し、襷に長し”の使い勝手だった。
私たちがしているロールプレイの振り返りは、科学的に綿密に記録したり分析したりするようなものではない。
我々は逐語録の分析やスーパービジョンのようなトレーニングを優先的に重要視して取り入れてはいない。

iPad2なら気軽に撮ってワイワイ(ワイワイする必要はないが)と活発に振り返りができそうだ。
再生しながら画面上部に出すことができるサムネイルインデックスを見ながら、直感的に「だいたいこの辺をもう一度見てみよう」とか「後半だけ見直してみよう」とかいうことができる。

しかも動画データをすぐに共有もできる。
Macに同期したり、データをコピーしてからデータを配ることも考えられるが、そんな過去のやり方はもうスマートではない。
と言ってもiPad2をWebにつないでメールするというわけにもいかない。
動画はファイルサイズが数十MBになるからだ。
ロールプレイはたいてい10〜15分間は一区切りとしてやるからだ。
メールの限界はせいぜい20MBくらい。

この解決としてはDropboxを利用する。

Dropbox – 生活をシンプルに

DropboxのiPadアプリで動画をそのままアップロードできる。
そしてそのファイルへのリンクを各人に送れば良い。
これでやはりファイルサイズと通信帯域にもよるが、その場で、もしくは少なくともその日皆が家に帰ったらすぐに自分たちのロールプレイ動画が共有されていることになる。

私が所属するNPO法人(NPO法人 メンタルレスキュー協会)ではカウンセリング基礎コースとして2日間の講習をしているが、1日目にiPad2で動画を撮ったのならば、その夜には受講者は自分のデータを受け取ることができる。
トレーニング効率は上がると思うが、夜に気を抜けなくて疲労しすぎてしまうのではないかと心配してしまうくらい。
(ちなみに、通常のカウンセリングでも、ロールプレイや教育でも、とても疲労することが多い。テーマが自殺企図や惨事であることもあるが)

あと問題としては、

  • 音質(画質よりも音質が超重要!というのは定説)
  • 画角(もともとFaceTimeを念頭に置かれた仕様だと思うから、広角寄りのはずではある。音質にも関わる撮影距離)
  • 同じ部屋で複数組が同時にロールプレイして十分な品質の動画が撮れるか?
  • ロールプレイでは必然的に複数の人がその動画に映ることになる(少なくともクライアントとカウンセラー)。面識があるグループ内のトレーニングならばOKだが、公募したような教育グループ講習などではあらかじめ一定の了解や統制が必要になるだろう
  • iPad2の価格は44800円から。4〜5人くらいに1台ずつ導入するとなるとそれなりのコストはかかる

などを考えているが、まずは試行錯誤する。

2011-04-29 08:00

アップル – iPad – まったく新しいデザイン。ビデオ通話。HDビデオ。ほかにもいろいろ。

ストレスマネジメントとブチャラティから学ぶこと

ストレスとブチャラティ。

40代の長期(数ヶ月間)管理者研修教育に集めようとしている社員に関して、「実は東日本大震災で被災していたり、直後の仕事で関わった者もいるので何か困ったことがあったら相談させてください」(主にメンタルヘルス面で)というフワッとした依頼をもらった。

実際に、研修前から体や気持ちの疲れが溜まっていたとして、そこに教育研修の負荷がかかることによってトラブルが起こることは確率として高いわけではないが「十分にありうる」だろう。

普通以上に疲れていて、あるいは震災の影響で”過覚醒”状態であった(却って元気に見えるかも)として、研修を人並み以上に立派にこなして成果を上げ、しかも最終的にエネルギーの消耗を安全なレベルに留めておきたいというのは人情としてはわかるが現実的には無謀で虫が良い話だ。

例えば、あなたのお腹が減っていたとして、しかもカレーライスと牛丼の両方が食べたかったとして、両方を食べようとするだろうか。
両方を食べたら普通はお腹が張りすぎる。
カロリーも摂りすぎだろう。
お金だって余分にかかる。

それでも、あなたが育ち盛りで、時間もお金も豊富にある、というのであれば多少無茶をして望むままの行動をしても許されるし体もついてきてくれるかもしれない。
しかしここでの状況としては、あなたは多少は自分自身の調子を気づかわなくてはいけない年ごろだというものだ。
確率としては高くはないが、無理・無茶をして経験を積む必要はないし、そのリスクはライフサイクルの中できっと変わっているはずなのだ。

簡単に「二正面作戦」や「美味しいとこ取り」をすることはできない。
私が相談を受けたとしたら、苦しいときだからこそ、うまいこと仕事をこなして自信を付けたい(あるいは取り戻したい)という気持ちは理解しつつも、この時期には「うまく乗り切る」「多少はサボって休む(自分を休める)」ことを勧めるだろう。

『任務は遂行する、、、部下も守る。(中略)』

『「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか? オレはできてる』

というブチャラティのようなやり方は格好いいし本当に覚悟して選ぶなら止めはしないがプロとしてはお勧めできない。

2011-04-28 06:00

黄金の風 – Wikipedia

見ていたプレゼンを同じようにできない

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何事も「学ぶより真似ろ」と言う。
世の中のアイデアや発明はすべて既存のものの組み合わせだとも言う。

今回、自殺のポストベンションの一つの要素である、IES-Rの結果と経緯の説明にてついて、チームリーダーのプレゼンを見た後に、別の場所で別の対象者に説明する機会があった。
教育でも、カウンセリングでも、他人のそれを見た後には、感じ方はさまざまだと思うが、内容的に十分理解できたときには、自分がもう一度それをトレースして再現することに難しさは予想しないのではないか。

私も正に今回についてはそうだったのだが、やってみるとボロボロ(自己評価。一対一の状況だったので)。
リーダーのプレゼンを100点としたら30点くらい。
それでも紙資料は同等のものをそのまま使ったし、内容的には目新しい、聞き手が知りたかったり、発見があるようなものだったので、良い感触で終えることはできた。

まだまだ、根本的なスキルが足りないのか。
理解が足りないのか。
テクニックの問題なのか。
真似や模倣の精度が低いのか。

プレゼン自体がリーダー向けにカスタマイズされている部分があるとは言え、誰がやっても大筋は大きく変わらないし、チーム活動としては変えられない。
その中で、自分個人のスキルの確認と向上を考える機会だった。

2011-04-27 07:00

メールは一方通行だし、不確実だし、不愉快だからもう使わない

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今現在、メールは過渡期だ。
使う人の人口はは増えたが、それに伴った教育や理解は追いついていない。
人によって嫌悪感を表明されると思うが「リテラシー」格差がピークになっている。

Life is beautiful: デジタルデバイドとユーザーエクスペリエンス

メールは届くことが保証されていない。
受け取れることが保証されていない。
スパムメールが全世界のメールの8割だか9割だかを占めている。
Gmailの強力なスパムフィルタを使ったとしても、今度は大事なメールがごくわずかとは言え誤判定されてしまったりする。
メールは誰が出したかわからない。同じメールアドレスから送られてきたとしても、それが同一人物であるかはわからない。男性か女性かもわからない。

それでも日本では元々のシステムインフラとしての郵便が大変優秀であったため、それと同じレベルでの確実性をメールに求めてしまう。
インターネットの黎明期であればそれが達成できたが、いつのころからか、いわゆるガラケー規格などが乱立し、現状としてはdocomo、au、SoftBankなどがケータイブラウザ、メールプロトコル、SMS、SIMなどのあらゆる部分で整合性を保っていない。
この状態のままで使用者人口だけが膨らんできたため、もはやインターネット世界全体の因果律に悪影響を与えている。
いまさら、ケータイメールの使用に対して、タイトルを入れないとか、自分の名前や署名を書かないという作法を否定することもできない。
もちろんこれらは躾やきまりで縛るべきものではなく、技術が克服して大衆が意識しなくても便利に使えるレベルのインフラや製品にするのが理想なのだろう。

メールは議論にも向かない、というかできない。
メールのようなコミュニケーションツールを後生大事に教育啓蒙普及したりしてしがみつくことも目指す反面、私個人としてはSkypeやFacebook、ChatWork、Twiiter(DM)などへ移行していっている。

2011-04-26 07:00

組織への関わりと情報開示のレベルを整備・調整するときの考え方

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個人的には、今の世の中、開示できないプライバシーや守秘契約上の話以外はすべてオープンにしてしまっていいと思う。
組織の話として。
だから、会議の内容や議事録なんかもドンドン公開したい。
周りの賛同は得にくいだろうが。
はてななんかはずいぶん以前から社内会議やミーティングを音声で公開したりしている。

秘密をつくるデメリットを考えると、メリットは意外に少ない。

組織へ関わったり、貢献しなくては内情を知ることができないとか、意見をすることができないというのも今の時代にはそぐわない。
情報は開示して、意見をもらう。
良いものも悪いものも。
しかし、それらをすべて聴いて真に受けて採用する必要はないし義務もない。
組織なら管理者、軍隊なら指揮官、NPO法人なら理事が意思決定者になる。
それらの立場の人たちには権限とともに責任が明確にあるからこそ、意思決定者なのである。

もしも広く意見を聴くのならば、全員に分け隔てなく情報と機会を与えるべきだろう。
理想論だが、一部の人や人間関係のコネで優遇するようなことは避けたほうが良いだろう。
なんらかの特別なことやリスクを考えるならばそれ相応の思考をしておかなくてはいけない。

2011-04-25 08:00

(関連URL)

ITmediaニュース:「はてな」という変な会社 (2/2)

紙の進行管理や社内会議のWEB公開、「はてな」という変な会社。 | Narinari.com

メンタルヘルスのプロとして、タフな指導を受けた

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年齢は下だが、同じ仕事をする者としては倍ほども経験と実力を備えた人から、ミッションが終わって間を置いてからの飲み会で質問された。

「(私)君は、自分が彼(私の隣に座っていたまったくの新人さん)と違うのは、自分で何だと思いますか?」

そこまで、まあ柔らかい話ばかりしていたが、いつもの流れで仕事についての熱い思いや考え方の controversy が始まり、そんな質問が出てくることになったようだ。

答えるのには相当緊張した。
実際には感じなかったが、胃が痛くなるような質問だ。

自分の存在価値や、これまで数年間積み上げてきたことは何か、学んできたことは何なのかを、自分で適切に短節にプレゼンできなくてはいけない状況だ。
(目の前にはさらに、とんでもなく上級の実力を持った指導者がいたのにも緊張)

あれやこれやと、言っていることとしては一貫していなかったりしたが、なんとか自分の考えていることは出し切った、かな。
でもそれが、本当に自分にできていることなのか、自分の価値なのか、他の人や分野と戦える戦力として有効なのか、など色々と考え続けてしまった。

肝心の質問をしてくれた先輩は、結構酔っていたので、私の答えや反応に満足してくれたのか、不満だったのか、合格点をくれたのかなどは、そうそう読み取れなかった。
また改めて次に確認しなきゃ。^^;

2011-04-24 10:00

できる人は待てる人

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経験深く、実力のある指導者は、アドバイスするタイミングを焦らない。

たまたま連続して、別の実力者と仕事をご一緒した。
指導の中で(私もご指導、助言いただいた)気がつくことは、内容が適切なのはもちろんのこと、その時期も考え抜いているだろうということだ。
適時性の追求ということである。

同じアドバイスでも受け入れられないタイミングというものはどんなこと、どんな人にもあるものだ。
メンタルヘルス分野の中で、カウンセリングをする上で、クライアントに接する上でも、この「アドバイスのタイミング」というものはとても重要視する。
究極的には「何を言うか、ではなく、誰が(いつ)言うか」が大きい。
でも、人間良い考えやアドバイスだと自分で思うほど他人に伝えたくなるものだ。

きっと、外部からアドバイスやアイデアをもらったとしても、人間は結局自分の中を一度通して、咀嚼して、自分なりに解釈して、場合によってはあたかも最初から自分がその考えや思考を生み出したかのように、感じ、思わなくては変わったり、行動に移ったりしない(できない)のだろう。
そのためにはタイミング、タイミング、そしてタイミング、だ。

実力者はそのタイミングを待てるし、適切に見つけられる。

2011-04-23 07:00

付記

矛盾するが、私自身には、思ったことをすぐに素直に、あまり内容や時期を考えないで表現してしまうメリットも少なくはないとも感じていて、ちょっと葛藤がある。

(関連エントリ)

言いたいことを言うメリット | deathhacks

自殺のポストベンションでカウンセリングは必ずしも有効ではない

朝食バイキングなう。

自殺が起きたとき、その周囲の人や組織のためにカウンセラーやケアチームを呼ぶとする。
一般の感覚では、影響を受けた人すべてにカウンセリングを受けさせる(受けてもらう)のが最善なような気がする。
しかし、それはセカンドベスト以下である。

自殺が起きたときの周囲の反応として多いものは「なぜ自殺したのかわからない」という疑問と「気づくことができなかった」という自責感だ。
それを個別カウンセリングで一人一人に対応して解消することはとても難しい。

もちろんカウンセリングのようなことはする。
私たちも個別の面談を必要な限りにおいてはする。
ただしそれは癒しやケアのためというよりも情報収集のために行う。
調査や取り調べにはならない配慮とコツを踏まえながら。

そして自殺の経緯や背景、対策や提案などをまとめ、適切な範囲の対象に「説明」をすることにしている。
自殺をする人間の心理状態や疲労による気持ちや行動についての変化を説明することによって「なぜ自殺したのか」という疑問に対する答えを解き明かせないまでも一つの見方として提示する。
「気づくことができなかった」理由を参考として話す。
自殺には運命的な要素が大きいため、次の発生を予測して予防するというよりは、普段の地味なストレスマネジメントやコミュニケーションの工夫が有効であることを示して自責感を緩める。

これらの活動が自殺が起きた組織やグループに対する癒しやケアの第一歩となる。
カウンセリングや個別の悩み・反応などへの対処は2番目以降の着手にするのが良い。
このノウハウが有効であることを経験的に証明している。

2011-04-22 07:00