スタバの株主総会での株主意識それぞれ

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スターバックスコーヒージャパンの株主総会に行ってみた。
株主というのはやっかいなものだ。
一株でも株主だし、それ相応の株主意識というものを持っている。
人によっては本当に自意識過剰のようにその意識というか権利意識というかを過剰に持っているのではないかと思える。
株主総会など、確かに株式会社という仕組みにおける最大の意思決定の場の一つだろう。
しかし同時に多数の意思が交錯する混沌とした場でもある。

多数の意思が存在しやり合っているということは自分の意思が尊重されない可能性があるということだ。
「私の意見が取り上げられていない!」「キチンとした回答を求める!!」というのはまったくもって自由で勝手なのだがその希望がかなえられるかどうかは保証されていない。
保証されていないものを求めるからさらにフラストレーションや怒りが生じる。
あきらめてしまえば楽なのに、という押し付けをしようというのでもないのだが。

自分の意見を取り上げられよう、通そうとするのであれば、単純だ。
株式会社の運営という枠組みの中では十分に有効多数の株主になれば良い。
それが一番効率の良い方法だし、唯一の方法でもある。

多数株主でないけれど熱心に株主総会に出席して熱意ある質問をするという人は倒錯した愛情があるのかもしれない。
質問者がサクラではないとして。
「好きだからここをもっと変わってくれればもっと良くなるのに!」という精神構造が見える。

スタバへの愛 | deathhacks

自分の意見を取り上げられるためのもう一つの方策は、良い意見を出すことだ。
良い意見でも経営陣に取り上げてもらえないかもしれないじゃないかと思うかもしれない。
だが、意見として優れているのならばその場の多数の人の支持が得られる。
今回の株主総会でも、良い提案に対しては会場から拍手で称賛と同意が示されていた。
僕自身もなるほどと思い拍手させられる場面があった。

様々な感情や利害がうずまくコミュニティというものはどんな種類・規模であっても面白い。

2013-07-05 09:00

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