精神科医が海外に出ていく

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外科医と精神科医で比べると、言葉という文化的背景やニュアンスの機微までも理解していないと扱うことが難しい領域と思われる精神科医のほうが、欧米に出ていって学ぼうとする人間が多いのかもしれない。

外科であれば、コミュニケーション能力は十分に必要であるが、どちらかと言えば、技術的、体力的、普遍的な知識的な要素や能力が重要であり、とにかく現場に入ってしまえばなんとかなるのではないかというイメージがあった。

だが、実際には、精神科領域、特に精神分析などになると、欧米の本場での知識やトレーニング、修行のようなものがないとまったく使えないような空気もあり、皆、語学スキルを上げるコストを払った上で参戦するのかもしれない。

特に、臨床心理士などであれば、そうしたキャリアコースを取ることで精神的な充足や安定も得られているのではないか。

2012-11-15 08:00

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