メンタルヘルス業界に足を踏み入れ始めた人たちへ その3


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喧嘩はなるべく避けましょう。
皆さんが学んだことやこれからしていくことは真実かもしれませんが必ず正義だという訳ではありません。

以前にも書きましたが、精神的なもの、心理的反応、内面的な価値観というものは人によって驚くほど違います。
何をもって幸せと感じるか、どう生きるかということに関しては、専門家やプロフェッショナルであっても、いえプロフェッショナルだからこそ他人が口を出せない出してはいけない状況があり得ます。

気持ち、のことに関しての活動や言動の難しさには2つの段階で理由があります。
1つめの理由は、工夫をしなくては本人にも周囲からも見えない、わからないということ。
2つめは、気持ちを理解したとしても、それを受け入れるか、変えるか、などは、原則として本人や当事者にしか決められないということです。

このような分野での活動で、組織や医療、ましてやクライアントその人たちに腹立たしさを感じる場面もあるかもしれません。
自分がカウンセラーやメンタルヘルスのプロとして、正しい、やるべきことを、こんなに一生懸命にやっているのに、なんで皆は「変わらない」のだ!?と。

その2でも書いたように皆さんの、当初持っている知識や技術、つまり初期装備は、適切な場面で適切に用いれば、おそろしく「効きます」。
しかし、おそらくその場所は組織の管理者を直接に追い込んだり、膨大な経験則とエビデンスを持った医療などとやり合う場面ではありません。

別の系統や専門性の土俵にあえてこちらから踏み込んで、相手の一部分あるいはすべてを否定したり変えたりするのが、学んだ知識や技術の活かし方のベストではないと思うのです。
それが喧嘩をしない、ということです。

もちろん、無邪気に、正攻法だけをとって、無為に見守るだけでいい、というつもりもなく、時にはリスクを取ったり、裏技的な行動も必要かもしれません。
皆さんの学んだことは、正義であることを私個人が保証することはできませんが、一つの真実であることは保証します。
その点と自分の力には適切に自信を持ちましょう。

2011-03-18 09:00

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