安定している(ように見える)状態から動こうとすると、如何にその「慣性力」つまり「静止」していようとする力が大きいかわかる。
自分が変わらない方が良いという理由は探せばいくらでも見つかる。
— 小片武 (@neti2) January 20, 2011
人間は大義名分があるとすぐに動ける、選べる。選ぶことが苦手。苦しい。責任を感じるから。結果に不安を感じるから。頭が良すぎるのだ。知能知識が向上したからといって単純に幸せ、有意義というわけではない。想像してしまう。予測してしまう。
— 小片武 (@neti2) January 20, 2011
人間には変化を嫌う気持ちと、好奇心という新しいものを望むという、相反した性質を誰もが持っている。
組織が雇用して固定給を払うということの意味は、労働力に期待するという面は半分くらいしかなくて。
残りの半分は精神や魂を縛り付けるためのもの。
魂とかまで言うと「スピリチュアル」だけれども、心理的な拘束だったり、思考停止をもたらすために経験と研究の両方によって現代の資本主義社会が得てきたシステムだ。
ただ、個人が安定した雇用や生活を知ってか知らずでか望んでいること、変化に対する不安に、組織や企業が一方的につけこんで利用している訳でもない。
組織も「法人」という法的立場がありうるように、人間と同じく「不安」を抱える(抱えている)のだ。
そのために割増な金額を支払ってでも安定した「不安」の少ない「雇用」という(契約としてはまた千差万別だけれど)仕組みをつくり社会の中で活用しているに過ぎない。
これ以降は経済学だな。
2011-01-28 07:00
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