ライフハックは文脈(ストーリー)とともに存在する

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ライフハックはストーリーとともにしか存在しない。

Lifehack – Wikipedia

「スタバが好きなんですよ」と「お気に入りで仕事がはかどるカフェを持つ」では内容はそれほど違わないが視点が違う。
他人が聞いて、前者はその個人への興味が主体になり、後者は受け手に役立つ情報と取れる。
前者は自己表現、自己紹介、ひとりごとだが、後者はライフハック、コツ、Tipsかもしれない。

同じことでも違う感情がわく。
同じ情報でも役に立つ人と役に立たない人がいる。
それこそがライフであり、ストーリーである。
必ず幸せになる方法がないように、必ず役に立つハック、皆が等しく価値を認めるストーリーはない。

1億円あげると言われても別に欲しくないと答える人がいる。
大金持ちと仙人と今まさに死にそうな人だ。
この話を敷衍すれば一人ひとりの価値観が当然ながら異なる、この世界では万人に役立つハックはない。

情報の集め方、タスクの管理方法、ノートやメモの取り方などは現代の日本では、ある程度以上の金銭や生活を持っていないと議論したり、工夫したりする余地・余裕はないのではないか。
争いや貧困が激しい地域や時代には、生存することそのものが手段であり、目的であり、すべてだ。
そこにもストーリーはあり、ライフがあり、ハックは存在する。

2010-10-29 06:00

(関連エントリ)

カウンセリング、介入、広報それぞれにおけるバランス | deathhacks

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