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エッセイ

医療機関で働いていない医師が診断書を書くことは可能か

思考検証中のことを一つ。 産業医になったからというだけではないが、どうもまた、医師臨床に近い話をしたり調べたりしなくてはいけない機会が少なくない。 質問もされる。 答えるためには調べなくてはいけない。 今調べていることは、診断書に関してのこ...
エッセイ

守秘義務のレイヤーそれぞれ

守秘義務には、法的なレイヤーと、倫理的なレイヤー、そして臨床的なレイヤーがあり、それぞれが微妙に違っている。 自分が考えるときに、それがどこに当たるかを吟味すると良い。 2012-08-21 08:00 Posted from DPad o...
ポエム

日本の社会でルールを知らなきゃ勝負にならない

いざ調べたり関心を持ったりしてみると法律などで決められていることばかり。 思った以上に、日本の社会は誰かがすでに、問題意識を持っていたり、整備していたりすることが多い。 社会への関わりが深い仕事では、知恵でだけではなく、知識量や研究の蓄積が...
カウンセリング

カウンセリングに同意書は必要か

ご多分にもれず、心理カウンセリングの業界でも、説明や同意、契約といった仕組みや制約は半ば不可欠なものと見なされることが増えている。 これらは、人間が人間を支援するのに、本当に必要なものかと言ったら違うわけだが、世の中のトレンドとしてはそうな...
エッセイ

会社と個人と結婚と

会社と個人の関係は通常、契約だ。 だが、単なる法的な契約 contract としてだけではなく、エンゲージメント engagement というもう少し精神性、感情性が入った考え方もある。 エンゲージメントという言葉自体からは、どちらかと言え...
エッセイ

10年後には心理カウンセラー業に法的責任が求められる

2007-12-07の日誌より。 その時点で予言・予測していたこと。 5年後(2012)には、心理カウンセラーについての国家資格が成立すると思っていた。 10年後(2017)には、面談の記録と保存が制度化・義務化・システム化すると予測。 1...
エッセイ

人間の本性はどこからどこまでか

ある国では子供や若者が日常茶飯事のように盗みを繰り返しているとする。 盗みは犯罪だ。 法律のあるなしやその判断基準などの差は国によって違うだろうが、ここでは一応他人のものを正当な理由なく奪うことを罪なこととして考える。 盗むことは、それを行...
カウンセリング

カウンセリングでもアサーティブ

カウンセラーはクライアントの考えや感情を否定せずに受け入れなくてはいけない。 これは、よく言われる「受容」に当たるだろう。 しかし、カウンセラーの価値観や人生観からして、どうしても理解できなかったり、受け入れられなかったり、どうしても一言物...
カウンセリング

カウンセラーは「診断」してもいい、「うつが治る」と言っていい

カウンセリングの初級者が悩むテーマの一つに、クライアントのことを「うつ」だとか「うつ状態」だとか判断・診断していいのか、さらにはそれをクライアントに伝えていいのかというものがある。 あるいは、うつの人に「きっと治りますよ」などと言ってしまっ...
エッセイ

パートナーは一人にしぼらなくても良い – 結婚について(3)

結婚するにしてもしないにしても、「パートナー」をたった一人に限定する必要はないのではないかと思う。 もちろん、2人以上と同時に結婚すれば「重婚」だし、結婚していて配偶者以外と関係を持てば「不倫」とされ、独身でも同時に多数の異性と濃く付き合え...