ある仕事を10年続けるかなんて言えない

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人間の一生や生命なんて年単位のスパンで話すなんてことは禁止ではないがナンセンスだ。
今の職場、これから手がける仕事などを「10年」続けるなんてことは冗談レベルの話ならともかく真面目な顔して語るのは難しい。

人がガラッと人生や職業を変えることはありえない話ではないが、高技術化されたジョブほど困難だろう。
そこには技術や時間的問題だけでなく、心理的なブロックも生じる。
人間誰でも無駄なこと、非効率的なことはしたくない。
ファイナルファンタジーのキャラだってジョブチェンジするといったんレベルが0になる。

10年今の仕事、環境を続けるか?とか、ということを他人に本当に尋ねることはできない。
科学者だって、同じテーマで一生研究するというのには成功の陰に多数の失敗、リビングデッドがあるだろう。

日本では特に「〇〇一筋、ウン十年」というものが褒め称えられる傾向がある。
だが、そんなものも本人の好き勝手、好みに過ぎない。
元々予定してそうなったのか、覚悟はあらかじめあったのか、好きが高じていつの間にかウン十年が経って高みに達したのか。
そういった分析や評価は必要だと思う。

スポーツ選手、アスリートなんかは、肉体の衰えや世代交代に否応なしに晒され巻き込まれていく宿命がある。
そうした業界、フィールドでは、現役から一般の仕事よりかは早くに退き、指導者になったり、解説者や後援組織の運営に携わったり、まったく違う、あるいは「普通」の業界に転じて生きていったりする構造がある。
そうした外部要因や横の世界は興味深い。

2013-02-02 08:00

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