「北のカナリアたち」にみる惨事反応 – マンガ、映画、小説で知るうつとPTSD その2

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映画「北のカナリアたち」観てきた。

「北のカナリアたち」に関する感想 / coco 映画レビュー

物語は現在と20年前を行き来しながら進む。
20年前に起きたある事件についての体験記憶を登場人物がそれぞれにふりかえる。
過去当時には語り合わなかった、あるいは語れなかった「それぞれの事実」を吉永小百合演じる元教師を中心につないでいく。

特に映画の導入・前半では、人物の記憶と物語、そして感情のズレが大きなものであることがわかっていく。
ズレは最初は小さいもので、人生を強く傷つけるようなものではないはずなのだが、ズレが傷を、また傷がズレを増幅していく。
そんな様が心理的に興味深い。

2012-11-24 12:00

映画オフィシャルサイト

映画『北のカナリアたち』|東映創立60周年記念作品

映画の原案となった小説はこちら

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