死にたい気持ちの瞬間風速

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うつで死にたいという人の苦しさは周りから見ても理解できない。
それがそのままでは目に見えるものではない「内面」「気持ち」であるということもある。
それ以外に、その苦しさの強さが刻一刻と変化し続けているものだからだという理由もある。

死にたい気持ちは「瞬間風速」的なものだ。
死にたい気持ちは現世から当人を吹き飛ばしてしまいそうなものになるのだが、その強さは常に一定というわけではない。
普段はなんとか耐えられる強さであっても、ある時、予想もつかないような瞬間、場所、きっかけでその「風力」が最大限になる。

これが怖い。
度々それに耐えられても、周りや医者、カウンセラーに説明しようという時にはその風は吹いていない。
だがその瞬間風速は確かに人を死に至らしめるほどの力がある。
続く時間がたとえほんの短い間であってもそれを日常で感じる恐怖は人を弱らせる。

2013-01-03 09:00

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