自分カミングアウト、あるいは病識を育てるという考え方

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双極性障害の治療のときには、「病識を育てる」という言い方をすることを知った。

双極性障害は、本人や周りが、それが「病気」であること、「治療やサポートのノウハウがある」ことを知らなかったり、気づかなかったりすることがが結構ある。
そして、治療などのアプローチが始まってからも、それに対して本人自身が前向きに取り組めないことがあり得る。
困っている度合いによっては労力を割かないし、「病人」扱いされることへの抵抗が当然のように生じる。

これは、境界性パーソナリティー障害ともかぶる問題だ。

さらに、この視点は、うつについての捉え方、扱い方ともかぶっていることは既に私も書いている。

うつの「自分カミングアウト」は難しい | deathhacks

総じて、精神的・内面的な「疾患」や「問題」は定義や取り上げそのものが難題になる。
かといって診断基準や介入ポイントを定めてしまっても時代や社会の変化に沿わなくてはいけないし、個体差が大きいから注意する必要がある。

2012-10-07 10:00

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