精神分析と具体的アクションの距離感を見誤っていたようだ

20120926190610

あるクライアントについていくら精神分析をしても変わらないのではないか。
そんな風に思っていた。

正確には、「変わらないこともあるだろう」「必ずしも問題は解決しない」という印象だ。
これは、元々のフロイドが始めたような、クライアントの抑圧や防衛などをセラピストが分析し、提示することによって、自然にクライアントの行動や思考が変容し、抱えている問題が解決したり変化したりするという理解のし方からきていた。

しかし、やはり「分析と提示」だけでは変わらないクライアントが’結構いるのではないか。
強固な抵抗を示す人もいるのではないか。

しかし、最近になって、少し精神分析を勉強し始めて、印象が変わってきた。
単に分析や診断、見立てをするのみでなく、精神分析家も具体的なアクションをするのなと。

それも、精神分析というツールを背景にした上で、ごちゃごちゃと回りくどく理屈をこねて、最後に平凡な結論やアクションにつながるというのではなく、かなり直結した距離の近い話になっていると感じた。

こうしたものは自分が心理学に持っていた偏見となんら変わらないレベルだし、まだまだだと思える。

2012-09-30 08:00

(関連エントリ)

心理学に偏見を持っていました | deathhacks

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