不定愁訴、取扱注意

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不定愁訴というものは厄介だ。
それ自体の苦しさというのもあるが、どう扱うかという問題があるからだ。

「何が苦しいのか自分でもよく分かりません……」
「どこがどんな風に痛いのかうまく説明できない」
「これが症状なのか、悩みなのか、気のせいなのか?」

しかし、扱いとして、不定愁訴がクライアントなり、サービス提供者なりの目の前に出てきたならば無視するわけにはいかなくなってくる。

ある人間が警察に行って「犯罪は犯したのだけれども内容はうまく言えない」とでも言われたのならば、警察としてはそのまま帰すわけにないかないし、任意で話を聞かないわけにはいかない。

この喩えは突拍子もないない話に聞こえるかもしれない。
だが、法や社会としての位置付けは違えど、メンタルヘルスや医療では、こういう感じのクライアントが結構な数、存在している。

2012-008-17 08:00

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