2012-08

カウンセリング

人は歯が痛くなってから歯医者さんに行く

人がカウンセリングに行こうとするのはどんなときだろうか。 誰かに勧められたとか、上司に指示されてという場合には、自分の意思決定でないということもありうる。 しかし、そうでなければ、クライアント自身が、カウンセリングに行くことを必要または適切...
ポストベンション

惨事対応をチームでする理由

惨事対応は、多くのケースにおいて、チームで行うことを追求する。 単独で介入することは不可能ではないが、事態やサポート対象人数の規模が当然大きいのが、そもそも惨事という、介入する必然性の高い事象の特徴だからだ。 単独で介入に入ったとしても、個...
ポストベンション

惨事対処に関わるための知見準備

結局答えは現場にあるし、現場からしか学べないのだけども、今の自分には、自分の知識や技術のうち、どの部分が直に教わったもので、どれを現場で悟り、何を本などで学習したのか定かではない。 これから、惨事ポストベンションや、トラウマケアなどを現場で...
ポエム

「生きる」ことだけが自由。ただし保証なし

「生まれる」ことと「死ぬ」ことに自由や選択はない。 他人や社会や物理・化学・生物についての法則が決める。 「生きる」ことにしか自由がない。 ただし、「生きる」こと、そしてその自由は保証されているものでもない。 それが権利と認識されたのも最近...
ポストベンション

グループミーティングでのファシリテートのコツ その1

一応、でも参加者皆に振って意見を求める。 人数が多過ぎれば難しいが。 いちいち振る。 表情や態度を見て、意見が出そうか、ありそうかを見抜くのは難しい。 ので、諦める。 基本の流れは、 個人 → 全体または全員 → 個人(意見を聞いた中から抜...
カウンセリング

自分の師匠の技術を直見しなくて信じられるか

あなたは自分の師匠のカウンセリングを見たことがあるだろうか。 数回の陪席や、研修での指導、グループや個人でのスーパービジョンなどを見たことくらいはあるかもしれない。 しかし、それだけで実力を信じて、自分の今後の足しにする決心をしてもいいもの...
カウンセリング

学習していて毎回目からウロコを落としていたらヤバい

エライ人の言うことはたいてい同じことの繰り返しだ。 でも、面白くてためになる。 なぜ、聞いて、学習しようとしているこちらが、そう感じるのか。 それは、聞いている自分たちが繰り返し何回も聞いているにも関わらず変わっていないから。 だから、同じ...
エッセイ

臨床心理を勉強する入りの難しさ

心理学や臨床心理を勉強したいとか仕事にしたいというからには、何らかのきっかけや動機があるはずだ。 その動機などの性質は大きく分けて2種類になる。 その人自身が健全な状態から入っていくのと、不健全な状態を体験するなどして入るのと、だ。 健全か...
エッセイ

テロリストは狂人ではない

テロリストを狂人であると考えて、こちらが思考停止してしまうと負ける。 テロリストを狂人であると考えると、知能や教育の高さの認識を誤る可能性が高くなる。 それでも近年はオウム真理教やら、テレビドラマの『24』やら、9・11米国同時多発テロやら...
エッセイ

臨死体験はある

臨死体験というやつがある。 肉体的に死にかけて、その後運良く生還したときに、自分の身体や周りのことを客観的に見ていたと語ったり、親しい人にお別れをしに行っていたというような体験があったりするものだ。 これは実際に起こりうる。 お別れしに行っ...