自社製品にお金を払えるか

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製品にしてもサービスにしても、自分や自分が勤める組織がつくるものを、果たして自分でも市場と同じ金額やコストを払って利用しようと思えるだろうか。
これができないようだと、自己矛盾を抱えていることになる。

とは言ってみたものの、現実には複雑で難しい問題になる。

医者が病気になったときに、自分が勤務する病院にかかるか否か。
同僚に診てもらいたいと思えるかどうか。手術を安心してまかせられるかどうか。

マクドナルドなどの外食産業などの経営者や管理職であっても、毎食を自社商品で済ませるわけにもいくまい。
しかし、まったく食べていないということであったならば、消費者ら対外的にはどう映るだろう。

ビールやケータイキャリア、車メーカーなどのCMに出ているタレントが、競合他社の製品やサービスを愛用しているようなことがあってはイメージ的にもかなり具合が悪い。

日産自動車の社長兼CEOのカルロス・ゴーン氏が事故を起こしてしまったときに乗っていたのがフェラーリであったということがニュースとして物議を醸したこともあった。

理想は理想として、現実は現実・現場に則して扱うしかないようだという結論ではあまり面白くはないのだけども。

2012-04-23 08:00

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