メッセージコントロールについて語るときに僕が語る3つのこと

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自分発信のようなタイトルをつけたが、実際は先日受けた講義から、ポイントを3つ抜き出しただけ。

大事なことは、「手段でもありゴールでもある」「時代に合ったスピード感」「バランス、バランス、そしてバランス」の3つだ。

手段でもありゴールでもある

メッセージコントロールはいわゆる「ラ・ポール」、つまり人間関係をうまくつくるための入口だ。
これを上手に使えば、クライアントに色々と現実的な助言をしたり変化をうながしたりすることにつなげやすくなる。
これは手段としてのメッセージコントロールだ。

しかし、メッセージコントロールを駆使して、心地良い空間や時間をクライアントに提供するだけでも、「癒し」感覚や発想の転換・展開が起こりやすくなる。
その場や短期間での、目に見える変化や成果をカウンセラーが目指し過ぎると、かえってクライアントは警戒から緊張や不安を感じてしまうだろう。

狙い過ぎは禁物。
まずはメッセージコントロールのみに集中し、それを目標にすれば十分な支援になる。
その先の話は、またその先の話だ。

時代に合ったスピード感

現代では、相談やカウンセリングはとても研究され、システム化されている部分が増えた。
数回にわたり、クライアントの問題を解決するとか、医療や専門家にリファーし連携して支援していくということがどんどん標準化されている。

しかし、それでも苦しさが強いクライアントが安心や快を受け取る確率やそこまでの時間コストはあまり気にされていない。
これは、何回ものセッションを重ねてクライアントのことを良く知ってから問題解決が始まるとかいう旧来のゆっくりした感覚と大きな差がないとも言える。

1番目の「手段=ゴール」ということともつながるが、メッセージコントロールという視点を持てば、5分や10分でもいい感じの人間関係が作れるようになるし、それを最初のゴールととらえて最速でクライアントに利益をもたらすことができる。

バランス、バランス、そしてバランス

メッセージコントロールという考え方やそのトレーニングの初歩部分についてはもう十分に道筋がつき、舗装されて整っている。
あとは実践だ。

ただ、実践に入ればまた壁がある。
常にあらゆる部分のバランスを考えなければ現場ではうまくいかない。
極論を言えば、メッセージコントロールを使うか使わないかということにすらバランスをとるということが必要になる。

2012-04-07 09:00

Posted from DPad on my iPad

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