汗をかくことの気持ちよさ

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同じ仕事をするにしても、他人からやらされるのと、自分から進んでやりたくてやるものとでは、疲労や達成感などが違うらしい。

人間は意味のないことをするのが苦痛なのだ。
たとえそれが他人や会社のためになると、言われたり、実際そうとわかっていたりしたとしても、自分の今や将来に意味があるとか喜びを感じるという思考や感覚がなければ、それは「無駄」と認識する。

たしかに世の中、意味があることばかりではない。
大人であればそれは普通わかる。

そこには「意味」以外にも、エネルギーや時間という要素が絡んではくる。
無駄と思えることでも、簡単に、短時間でできる事であれば、「あきらめ」られる。

仕事が変わらなくても、内面が変わることによって世界は変化する。

夏にうだるような暑さでじっとりベタベタと汗をかき、シャツや下着がジトっとするのはたいていの人が不快に思う。
ところが、同じように汗をかくのでも、自分の意思でスポーツウェアを着て運動をし、適度な疲れを感じて、その後に待ちうけるシャワーや冷たい飲み物などを想像すると、それは快楽に変わるかもしれない。

とらえ方や考え方をコントロールすればすべての問題が解決するのだ、というのではないが、こうした実体験的感覚は大事だ。

2012-03-20 13:00

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