エコのトータルバランスから考えること


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エコロジーブームや節約・倹約の流行りで、家庭でも企業・組織でも、色々な工夫や試みがされている。

書き損じや印刷ミス、一時的資料を裏紙として束ねて、適当な大きさに切り、丁寧にも糊付けしてメモ冊子にして使っていることがある。

個人的にはこの「裏紙再利用メモ帳」は使いにくい。
よく考えないと問題もあると思っている。

自分はメモに書くにしても、ポストイットを使うにしても、最近数年は、その9割方を保存している。
保存しているといっても、オールインワンで連番を付けているノートに貼り付けるか、スキャンしてEvernoteに入れておくくらいのものでシステム的な蓄積はしていないが。

残りの約1割は、メモを人にあげるとか、メモの内容が余程スッキリと完了・完結していてもう不要だとか、ノートやTwitterなどに転記した場合になる。

なので、保存し、後で見なおしたりするメモとしては裏紙でないほうがいい。

何かしらでもメモ紙の裏側に関係のないことが印刷されていたりすると、自分が書いた表の内容が読みづらくなる。
裏紙はプリンタで印刷された濃くてはっきりした文字や図表、カラー画像なども少なくないので、表側の手書きメモよりもアテンションを奪ってしまう感じなのだ。

また、裏紙をメモ紙に転用する時点で、機密情報や個人情報などが印刷されたものではないということなのだが、それでもそれらの情報が不適切な場にまで広がっていく可能性を想像すると落ち着いて気軽に使えなくなってしまう。

というわけで、個人的には未使用状態のコピー用紙をそのまま使ったり、適当な大きさに切ってメモするか、ポストイットの75mm×75mmを使用することにしている。
会社などが経費として考えるか否かはまた別の問題だが、少なくとも私が自分個人の身銭を切ってツールを買い使う分にはリーズナブルだと感じる。

あとは、絶対的なコストと、少しでも世の中地球の資源を無駄に使わないようにしようというやり方の兼ね合いだろう。
コピー用紙500枚で600〜700円ならば(2012年3月11日現在)、製品としてだけのコストとしては許容できる。

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コストと言えば、裏紙を束ねてメモ帳に仕立てるコストは気になるし、考えたほうがいい。
この作業を高時給や時間当たり労働価値が高い人間がやったり、やらせたりすることは、全体として見ると損失が大きくなる。

いくら資源を有効利用するとか、節約をするとかいう良い目的があったとしても、誰も大統領や天皇陛下にメモ帳を手作りさせはしないだろう。
これは失礼とかいうのではなく役割の話だ。

もちろん、メモ帳を整備するような活動や作業を、余暇時間に行うとか、気分転換のためととらえるとかいうのは否定はしない。

こうした、「一見すると良い事」が本当に良い事で世のためになっているかどうかというのは大事だと思う。
ペットボトルの再生サイクルによって、物量的な資源は確かに節約できても、分別や運搬、再生用エネルギー消費などをトータルで考えると実はより高コストになっていたりするのも同じ理屈が当てはまる。

部分最適は全体最適ならず。
どのレベルで部分と全体を分けるか、とらえるか、考えるかということにこそ、人間・人類の強みは発揮できる。

2012-03-11 08:00

(関連URL)

【調査】約7割の企業「コピー用紙の裏紙使用」 

ニュー速ちゃんぬる 【コンプライアンス】コピー用紙の再利用はダメ! “もったいない精神”の落とし穴

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