自殺があった後にマネジメントが出すべきメッセージとは

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惨事後のメンタルサポート介入の内容は多岐にわたる。
そうは言っても世の中にある活動や商品、ポストペンションの作法は無数にある。
何か確立した定義や基準があるわけでもないからアナログに臨機応変にするべきことは決められる。
言ってしまえばポストベンションに関する制約は、クライアントの理解そして要望とサポート側の能力つまり限界で決まる。

一般的なポストベンションにはっきりと書かれている仕事ではないが、自殺があった組織の管理者らへのサポートは重要であるし実際に期待もされる。
さらにその細部として例えば、自殺の翌日の朝礼や朝会のような場でどのように出来事を組織の人間に伝えるかというような部分にもアドバイスすることが我々にはできる。

こうした高ストレス状況では、マネジメントがどんなメッセージを出すかということにとてつもなく注目が集まる。
この部分の扱いで、集団としてのパフォーマンスやショックからの回復が大きく変化する可能性がある。
逆にまずい言動があれば、平常は表面化していなかった問題や人間関係までもが吹き出すことにもなる。

自殺や事故直後のメッセージが問題なかったとしても、さらに2回目以降のメッセージや情報の発信にはプロのノウハウやアドバイスがあった方が良いし、私は準備している。

2012-02-22 10:00

(関連エントリ)

自殺や事故に対して管理者がまず出すべき2つのメッセージ | deathhacks

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