相手を変えるためには自分が変わる

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ショッキングなものや著名人のものであるという理由で、自殺がマスコミにより、興味を主体に報じられることがある。
それらが社会や現に自殺に近づいている人に対して悪い影響を与えることは知られている。
自殺をニュースとして扱うときの注意点は以前からWHOがまとめているし、とっくに日本語訳をされ、マスコミ各社へも通知されている。
それでも、遺書現物の公表や、あたかも自殺が避けられなかったかのような内容を強く込めた報道がされる。
マスコミは学習していない。

一方で、そういった報道やマスメディアに対して、先に示したような「WHOの勧告を守れ」というメッセージを出すだけでは状況は変化しない。
もちろん、既に実績のある効果的な内容の勧告や基準を捨てるべきだというのではない。
しかし、同じことを繰り返しても大衆には届かないし、一般大衆を目標にしているマスメディアは気に留めない。
Webやサービスと一緒で、検索されなければどんなに良いもので正当なものであっても存在しないことと同じになる。
素人一般に広く楽に届くようなキャッチーなメッセージをつくるべきなのだろう。
こちら側が何も変わらずに、マスコミや一般大衆に「なぜずっと言っているのに理解しないのだ」と感情的になるだけではそれこそ世界は変わらない。

2011-09-21 12:00

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