世の仕事は差分を利用している

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世の中にある仕事や商売はすべて人間同士などの差分や格差を利用して成り立ってます。

その格差は何に関するものかと言えば様々です。
ルックスのの格差を利用すればタレントや俳優になれたり、他の人を魅き付けられたりするでしょう。
身体能力や運動神経の格差は力仕事やスポーツなどにおいて価値を持ちます。
知識の格差があるからこそ、学校などの「教える」という職業が成り立ちますし、コンサルタントや医師、弁護士という専門職が存在できます。
あらゆる技術も格差がある場合には教える、伝える、金銭的価値を生む、市場が形成されるという状態を作り出します。

格差は時代や状況、場所、活動するコミュニティによって容易に変わります。

所属する人間すべてが英語を流暢に話せるならば(その中では)英語を話せることは重要な付加価値、差別要素にはなりません。
しかし、会社で唯一英語を話せて、しかも英語で対応しなくてはならない部外関係があったならばその人間は重用されるはずです。
(江戸時代末期から開国後頃に外国語を学ぶことが立身出世の手段として有力であったようなもの)

医師免許のような専門資格を持っていても、大病院の中では埋没します。
周りに医者がたくさんいるからです。
しかし、過疎地域や他に医者がいないコミュニティであれば、資格や能力自体は同じものでも高価値となる可能性があります。

差異や差分、格差によって世の中は動いています。
これはエントロピーの拡大や物質、宇宙の科学的な成り立ちと同じく、社会というものを構成する成り立ち、仕組みの一つです。

2010-11-11 07:00

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