人は見かけで判断しなさい

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コミュニケーションを取るのに人の見かけは以前よりも大事になっています。
「人を見かけで判断してはいけない」ということは誤りです。
誤り、と言っても昔言われていたことは、その時点では間違っていませんでした。
時代社会、情報やITインフラが変化・発達したから「誤り」になったのです。

情報や輸送の技術が発達する前には、人間が一定の時間あるいは一生の間に接触することのできる、コミュニケーションを取る可能性のある相手の数が限られていました。
すべてをその中で完結しなくてはいけませんでした。
そのような状況、条件の中では選択の余地があまりありません。

買い物をするにも、友達をつくるにも、病院に行くにも、結婚するにも、選べなかったのです。
家電製品を買うのにも、比較するための情報はないし、遠方から取り寄せることも考えられず、価格競争も激しくありませんでした。
お見合い結婚という、元々自分の周囲にある人間関係の上に構築されるようなやり方でなくても、極論すれば今は地球の裏側の人とあったりメールでやり取りしたりして結婚相手を探すことも不可能ではありません。

選択肢が少ないということはその中で例え見かけが悪かったとしても、中身を観察して良い人を見つける必要があります。
なぜならば、結婚で言えばある人が自分の適当な時期に適齢期の相手に出会う回数が少なかったからです。
一つ一つを吟味することが最も効率的でした。

今であれば、とりあえず見かけでパスしてしまっても良いのです。
一応回数としては膨大な数量の人と会い続ける機会はありうるからです。

結婚以外でも、現代ではあえて感じの悪い人からモノやサービスを買ったり受け取ったりしなくてもいいと言えます。
特に必需品、日常品ではなく嗜好品や高価な娯楽製品などはその傾向がはっきりしています。

一昔前の「あの人は見かけや言動はちょっと変だけど良い人だ」という評価は意味を持たなくなってきています。

2010-10-14 07:00

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