もっとクライアントの気持ちに寄り添いたいとか、ナンセンス


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メンタルレスキュー協会 http://www.mentalrescue.org/ の初級カウンセラー講座では「メッセージコントロール」を重視しています。

メッセージコントロールとは、

 裏メッセージにとられるような状態を避けるために、カウンセラーがどのようなメッセージを出しているか、自ら注目し、それをコントロールしていくコミュニケーション技法です。
 大きくは、自らが表情、言葉、行動で出すメッセージをコントロールする技術と、カウンセリングの中でどのような順番でメッセージを出していくかという手順(プロセス)の2つが重要な要素です。
よくある質問・用語集 – NPO法人 メンタルレスキュー協会

この非言語的な要素を出すための技術を身につけるためには、理論を勉強して熟知するというよりは反射神経や常識的な感覚が重要です。

初級の教育の中でロールプレイ実習をしてみて、振り返りやフィードバックの中で「(カウンセラー役をやってみて)もっとクライアントの気持ちに寄り添いたかった(うまく寄り添えなかった)」とか「(クライアントの話の内容に)あまりに共感してしまって固まってしまった」ということが出てくることがあります。

このような「感想」しか出てこないのは、個人もしくは業界において、理論学習や学術研究を過剰に重視してきた弊害かもしれません。
しかし10年前ならばいざ知らず、今は「カウンセラーが自分(クライアント)の気持ちに寄り添ってくれているように感じ」させたり、「共感してくれている(話、そして気持ちを分かってくれている)ことが迷いや疑心暗鬼を持たずに分か」ってもらったりするための技術がかなり体系化されてきています。
そのひとつがメッセージコントロールです。

いくら頭の中で念じていたり、心の奥で祈っていても、多くの場合では相手に思考や気持ちは届きません。
では、どうしたら良いのか、という道具ややり方の基本が昔はないか、言語化されていなかったのですが、今は目の前に低コストで存在しています。

2010-10-11 07:00

(関連エントリ)

カウンセリングでもグループトレーニングでも言語化は大事です | deathhacks

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