年間3万人自殺するようになった原因がいまだにわからない

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日本で1997年から1998年に年間自殺者数が2万数千人から3万人強にジャンプアップした後、10年以上高止まりしています。
ジャンプアップについても高止まりについても原因ははっきりしていません。

インターネットの普及などに代表される情報過多や24時間無休体制の社会への急激な変化をその原因として挙げる説もあります。
しかしこれらに原因を求めるのにもピンとは来ません。

時間は有限ですから24時間体制以上に負荷は上がりません。
これについては良いでしょう。
しかし情報量については10年以上前に急激な増加が始まったとしても、今現在その増加はさらに加速しています。
ならば自殺者数が高止まりしているのはなぜでしょうか。
さらに上昇していく方が自然にも思います。

なんらかの抑止力や対策が功を奏していて、それらが拮抗している状態が続いている、という仮説もありえます。

自殺やメンタルヘルスへの取り組みは急ぐべき実務ですから原因がわかるまで慎重に見守るという方針はナンセンスです。
後ろ向きと前向き両方の研究や検討、対策をしていく必要があります。

2010-08-16 07:00

(年を修正 10:30)

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